IzumoFSとCisco
2017-08-24 08:00:03
国産SDS「IzumoFS」がCisco Compatible認証取得、サーバ統合管理を実現
国産のソフトウェアデファインドストレージ "IzumoFS" の進化
近年、データ管理の複雑さが増す中で、企業にとって効果的なソリューションの選定が重要になっています。そんな中、IzumoBASEが展開する国産ソフトウェアデファインドストレージ(SDS)「IzumoFS」が新たにCisco Compatible認証を取得しました。この認証を受けることで、IzumoFSが提供するストレージソリューションはCisco UCS環境においても信頼性を持って利用できるようになります。
イノベーションの一環
IzumoBASEは、Cisco Solutions Partner Programの一員として、自社のSDSソリューションをCiscoの高い技術基準に従った形で開発してきました。これにより、IzumoFSをCisco UCSサーバ構成と組み合わせることで、企業はシンプルかつ効率的なストレージ管理を実現することができます。
具体的には、IzumoFSとCisco UCS Managerの連携により、サーバ、ネットワーク、ストレージが一元管理できます。これにより、企業はより迅速かつ柔軟にリソースを活用することが可能になり、運用コストの削減にも寄与します。
様々な用途への対応
「IzumoFS-Cisco UCS」は、エンタープライズクラスのスケールアウトNASを提供するだけでなく、高度なデータ管理機能も備えています。秘密性の高いデータを安全に管理するための秘密分散ストレージ機能や、統合されたストレージによりDR対策も実施可能な広域ファイルサーバとしても利用が可能です。
開発と将来への期待
現在、IzumoBASEはCisco UCS Directorとの連携機能の開発を進めています。この機能が実現されることで、IzumoFSはさらに強力な統合管理機能を提供し、企業IT環境の効率化を図ることができます。実際、昨年開催されたCisco Live 2017では、この連携機能のデモンストレーションを行い、多くの注目を集めました。
コメントによる期待感
シスコシステムズ合同会社の部長、石田浩之氏は、「シンプルな構成を持つIzumoFSは、Cisco UCSとの組合わせにより運用の効率化が期待できる」と述べ、今後の展開に期待を寄せています。また、ユニアデックス株式会社の代表も、IzumoFSの特長であるインライン重複排除や秘密分散機能を強調し、全国をカバーするサポート体制を通じてさらに多くの顧客に価値を提供する意義を語っています。
IzumoBASE株式会社の背景
IzumoBASEは、2012年に設立された国産SDSベンダーです。ストレージを真にインフラとして活用できることを目指し、革新的な技術を駆使しています。CIFSやNFSといった多様なプロトコルに対応したSDS製品「IzumoFS」は、特別なノードを排除したPure P2Pアーキテクチャを採用し、運用管理のコストを大幅に削減します。
IzumoBASEは、今後も新たなテクノロジーを取り入れながら、エンタープライズクラスのストレージソリューションを展開していく予定です。その継続的な成長と発展が期待されます。
会社情報
- 会社名
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IzumoBASE株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区松濤2-2-17ルシマン松濤3F
- 電話番号
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