株式会社エージェントがtalentalを子会社化し新たな事業展開へ

株式会社エージェント（以下、エージェント社）は、2024年9月に設立したtalental株式会社の過半数株式を取得し、子会社化することに合意した。この協力を通じて、両社が持つ異なる強みを活かし、さらなる事業発展を目指す。

子会社化の狙い

talental株式会社は、フリーランスや副業人材を提供するサービスを展開し、中小企業やスタートアップの事業開発を支援してきた。エージェント社は、2034年までに300のソーシャルビジネスを創出するビジョンを掲げており、この目的を進めるためにtalentalが加わることは大きな意義を持つ。

譲渡株式数は195株で、これによりエージェント社の持株比率は65％となる。これにより、talentalの代表取締役社長武田直人氏は35％の持株比率を保ち、経営陣も引き続き関与していく。

新たなシナジーの創出

両社は、それぞれの強みを掛け合わせることで、企業に対してより高い価値を提供することを目指している。talentalが持つBizDev人材のネットワークと、エージェント社の経営資源やノウハウが組み合わさることで、新規事業開発に革新的なモデルを生み出すことができると考えられている。これにより、導入する企業もその恩恵を受けることが期待されている。

株式譲渡の詳細

譲渡契約は2025年10月20日付けで締結され、実行は翌日を予定している。譲渡価格は非開示だが、両社の取り組みがシームレスに進むことが重要とされている。

この子会社化によって、talentalは名称や事業内容に変更はなく、今まで通りのサービスを提供し続ける。また、既存の取引先との契約関係にも影響はないとも発表されており、安心してサービスを利用できる環境が維持される。