日本パラ・パワーリフティング連盟が新たに始動した『次世代会議』
日本パラ・パワーリフティング連盟(JPPF)は、選手の活動が社会に良い影響を与えうるとの思いから、選手、コーチ、スタッフ間のコミュニケーションを活発にするための新しい試み『次世代会議』を発足させました。この会議は、選手とスタッフが互いの意見を尊重し、自由に意見交換を行うことで、チームや競技の未来を構築していくことを目的としています。
選手の声から生まれた会議
4月には、選手との個別インタビューを通じて、彼らの想いや希望を直接聞く機会が持たれました。特に、成毛美和選手が発言した「意見箱があったら面白い」という提案が、『次世代会議』の発端となり、4月28日には記念すべき第一回会議がオンラインで開催されました。
次世代会議の狙い
この会議では、選手とスタッフの主体的な成長を促進し、連盟の未来を築いていくことが狙いです。立場や世代を超えた自由な意見交換を通じて、チーム力を向上させ、それによって競技力もアップさせることを目指しています。
第1回会議の内容
初回の会議では、選手たちが特に「選手とスタッフのコミュニケーションをもっと活発化したい」という意見に共通して言及。今後の合宿の方向性を示すため、まずは「できること」を話し合い、次回の京都ミニ合宿で試してみることを決めました。
アスリートの個性が光るアイデア
選手たちが提案するアイデアも豊富です。中村光選手は、選手一人ひとりの魅力を伝える「表彰式アイデア」を提案し、リアルな大会での実現に向け準備を進めています。また、戸田雄也選手はパラ・パワーリフティングの魅力を幅広く広めるための「番付」の作成を話し合っています。
選手同士の絆を深める取り組み
日野雄貴選手が提案した「オンライン合同練習」は、選手同士のトレーニングのシェアを通じて新たな活気を生み出します。これらのアイデアは、選手たちの活躍を支える新しい活動として期待されています。
キュン!心に触れるエピソード
選手たちの人間味あふれるエピソードも集まりました。西崎哲男選手が娘の試合を応援することで得た気付きを語り、田中翔悟選手はパラリンピックへの情熱を滲ませるエピソードを共有しました。これらの話は、選手たちの想いが競技にどのように反映されているかを伝える貴重な要素です。
SNSを通じた活動の広がり
4月は、選手やスタッフの協力を得てSNSでの発信も積極的に行われました。「不眠の日」に関連した投稿は特に多くの反響を呼び、フォロワー数も着実に増加しています。これからも選手たちの個性を活かしながら、SNSでの情報発信を続けていく予定です。
最後に
日本パラ・パワーリフティング連盟は、選手たちの活躍を通じて社会に感動と勇気を届けるべく活動を進めています。『次世代会議』はその一環として、より良いチーム作りと競技力向上に向けた重要なステップとなっています。選手たちの声が今後の運営や活動にどのように反映されるのか、私たちも注目していきたいと思います。