FMヨコハマが三浦市と包括連携協定を結び、地域との関係を一層強化する取り組みが注目を集めています。今年2023年12月20日には開局40周年を迎えるFMヨコハマは、神奈川県内での活動を通じて地域に寄り添う姿勢をさらに深め、恩返しを行うことを目指しています。
三浦市との協定は、県内の行政との包括連携協定では二例目となり、同市は豊かな自然と海の恵みが詰まった魅力的な都市として知られています。特に「海業」の発祥地としての面を強調し、相模湾や東京湾の海の恵みを受ける神奈川においてこの協定は意義深いものとなります。
この包括連携協定の目的は、三浦市の発展に寄与することです。具体的な内容は以下の通りです。
1. 三浦市の魅力を高める
FMヨコハマは、そのメディア力を活用し、三浦市の観光ビジネスに寄与する取り組みを進めます。また、地元の高校とも連携して、若者が三浦市の魅力や課題について研究し、提言をするプログラムを展開します。
2. 子どもたちの未来を育成
FMヨコハマの関係者が学校を訪れ、キャリア教育や社会情報をテーマに授業を行うことで、子供たちが広い視野を持ち、将来の選択肢を広げる手助けをします。
3. 地域経済の活性化
FMヨコハマは、地元企業とも連携し、新しいお土産品の開発を検討します。地域の活性化には貢献しつつ、地元企業の支援にも繋げます。
4. 防災・災害支援
特に海に囲まれた三浦市では、災害時における情報伝達が重要です。FMヨコハマは、三浦市と共同で災害被災ホットラインを設け、緊急時の災害情報を迅速に伝える体制を築いていきます。
5. その他の地域活性化
以上の取り組みを通じて、FMヨコハマは地域の活性化を図り、情報を広く発信していくことにも努めます。これにより、地域と密接に結びつき、持続可能なまちづくりへと貢献していくことが期待されています。
FMヨコハマは、1985年に日本初の独立系FM局として誕生し、地域に根ざした情報発信を続けています。地元の人々に心地よい音楽や様々な情報を届けるとともに、神奈川県全域を中心に幅広いリスナー層を持っています。開局からの40年を迎えるにあたって、地域への感謝の気持ちを形にするこの新たな試みは、FMヨコハマと三浦市双方にとって大きな一歩となるでしょう。