コクヨとシナプスイノベーションが新たに提携
最近、コクヨ株式会社と株式会社シナプスイノベーションは、2つの重要なクラウドサービスの相互連携を発表しました。コクヨが提供する電子帳票配信システム「@Tovas」と、シナプスイノベーションのクラウド生産管理システム「UM SaaS Cloud」が連携することにより、企業の業務効率が大幅に向上します。この提携により、帳票の送付、受領、保管といった業務を一元管理できるため、中小企業を中心に今後さらなる需要が見込まれています。
電子帳票配信システム「@Tovas」と業務現場の直接接続
「@Tovas」は、請求書や納品書、注文書などの重要な帳票を、自社にとって便利な方法で配信できるシステムです。このシステムは、WEB、FAX、郵送の3つの配信手段を備えており、企業が必要な情報を迅速かつタイムリーに取引先に送り届けることが可能です。特に、昨年の郵便料金の値上げを受けて、デジタル化や業務のペーパーレス化が求められる中、@Tovasの需要は急増しています。
一方で、UM SaaS Cloudは製造業向けのクラウド業務管理システムです。これにより、企業は販売管理・生産管理をクラウド上で一元的に行うことができ、業務の最適化や効率化が図れます。両システムが連携することで、バックオフィス業務の仕組みがクラウド化され、人手不足にも対応できる利点があります。これにより、業務全体の効率を飛躍的に高めることが期待されます。
クラウドERPの普及に向けた取り組み
また、コクヨは「一般社団法人 ERP Cloud 360 コンソーシアム」に新たに加盟しました。このコンソーシアムは、中小企業におけるクラウドERPの普及を目指す重要な団体であり、同社はこの活動を通じて、企業がクラウド技術の恩恵を享受し、業務の革新を実現するための重要な役割を果たします。今後、様々な企業がこのコンソーシアムの活動を通じて、より効率的かつ迅速に業務を進めていくことができるでしょう。
ウェビナーで解説される効率化の実現策
コクヨとシナプスイノベーションは、2025年2月5日に共催のWebセミナーを開催することを発表しています。このセミナーでは、「紙からの脱却!販売管理からバックオフィスまで効率化」というテーマのもと、帳票の電子化や業務データの一元化の実現策について説明される予定です。特に、受注管理業務や請求業務の煩雑さにお悩みの企業にとって、貴重な情報が得られる場となるでしょう。参加は無料で、事前登録が必要ですので、興味のある方は公式サイトから申し込むことが推奨されています。
最後に
この提携により、コクヨとシナプスイノベーションは、デジタル時代にふさわしい効率的な業務プロセスの実現に向けた一歩を踏み出しました。今後も両社の連携がどのように進展し、業界にどのような影響を及ぼすのか、注目が集まっています。