ペット業界の変化
2020-04-22 14:00:45
ペット業界が直面する新型コロナ影響と新サービスの導入
新型コロナウイルスが変えたペット業界の実態
新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活は多くの面で変化しましたが、ペット業界もその影響を受けています。株式会社TYL(ティー・ワイ・エル)が実施したアンケート調査によると、全国276の動物病院経営者やペットサロンオーナーの約半数が売上や来客数の減少を実感しています。特に、ペットサロンでは予約のキャンセルが相次ぎ、業界全体が厳しい状況に置かれています。
調査結果の概要
TYLは、動物病院やペットサロンオーナーに対し、新型コロナウイルスがビジネスに与える影響について尋ねました。この調査では、来客数の減少を訴える声が多く寄せられました。例えば、「全てのペットホテル予約がキャンセルになり、売上が100万円減少した」といった具体的な事例が報告されています。一方、美容業務には影響が少ないものの、ホテル業務の影響が大きいという意見が多く見られます。
変化する対応策
多くの動物病院では、コロナ対策として新しい来客対応方法を採用しています。例えば、スタッフがマスクを着用し、患者の待機は車内で行うという措置です。受付後に車内で待機することで、待合室の混雑を避ける工夫をしています。さらに、ウイルス除去機能付き空気清浄機の導入や、事前問診をウェブで行うなど、業界全体で感染拡大防止に努めています。
飼い主の不安
特に飼い主の間で目立つのが、ペットが新型コロナウイルスに感染するのではないかという不安です。特に香港で確認された犬の感染例が報じられた際には、多くの飼い主が「自分のペットも感染するのでは?」と心配の声を上げています。これは、体調が悪化した際に相談が増えたり、新型コロナウイルス用のワクチンを希望する飼い主まで現れるなど、深刻な懸念事項となっています。
不安を抱える飼い主の声
調査の結果、半数以上の飼い主が、ペットから人への感染を不安視していることが分かりました。特に「ワクチンにコロナウイルス感染症の予防効果があるのか不安」といった意見が多く、「明確な情報がないため不安を感じている」との声も目立ちました。このような飼い主の心理を受けて、ペット関連のサービス提供者は新たな情報提供や安心感を与える取り組みが求められています。
新しいサービスの展開
こうした現状を踏まえ、TYLは動物病院やペットサロン向けに新たなサービス「Ad Space」を導入します。これにより、広告を効果的に配信し、飼い主への商品認知度を向上させる狙いがあります。このサービスを利用することで、広告主にとっても動物病院やペットサロンが新たな収入源として活用できる可能性があります。
広告の純度や飼い主に向けた安心感を生かしたこの新サービスは、今後のペット業界の経営改善につながることが期待されています。特に、広告収入が喫緊の課題として浮上している動物病院やペットサロンにとって、今後の成長戦略として大きな意味を持つでしょう。ぜひ、詳細はTYLのウェブサイトで確認してみてください。
まとめ
新型コロナウイルスはペット業界に多大な影響を及ぼしていますが、企業の創意工夫やサービスの導入が期待されています。TYLの「Ad Space」など新しい取り組みを通じて、ペット業界がより良い未来へと歩んでいくことを願うばかりです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社TYL
- 住所
- 東京都港区芝2-13-4 住友不動産芝ビル4号館 4階
- 電話番号
-
03-5730-1331