ミンカブグループ、AlpacaTechと業務提携でAIデータクラウドソリューション提供開始
ミンカブグループ、AIデータクラウドで投資家の意思決定支援を強化
株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドグループが、AIデータクラウドソリューションの提供に乗り出しました。この画期的なサービスは、AlpacaTech株式会社、Snowflake合同会社との業務提携によって実現しました。
膨大なデータと高度なAI技術の融合
ミンカブグループは、日本株、米国株、為替、先物取引などに関する豊富なデータを保有しています。特に、月間600万人以上のユーザーを抱える投資情報プラットフォーム「Kabutan(株探)」から得られるアクセス解析データは、その質と量において業界をリードしています。これらのデータと、AlpacaTech社の先進的な生成AI技術、Snowflake社のAIデータクラウド「Snowflake」プラットフォームが融合することで、これまでにないレベルのデータ分析とソリューションが提供可能となりました。
提供されるソリューション
今回の業務提携によって提供されるソリューションは、大きく分けて以下の3つです。
1. ニュース分析ソリューション: 日本株、米国株、為替、先物取引に関するニュースデータへのアクセスと、生成AIによる高度な分析を提供。投資判断に役立つ情報を迅速かつ正確に提供します。
2. 基本分析ソリューション: 銘柄マスター、ファンダメンタルデータ、配当情報など、投資に必要な基本情報を網羅したパッケージを提供。スムーズな投資判断を支援します。
3. データクラウドソリューション: ニュースデータ、テーマ別データ、CrowdInput情報など、多様なオルタナティブデータへのアクセスを個別パッケージとして提供。お客様のニーズに合わせた柔軟なデータ活用を可能にします。
非エンジニアにも使いやすい設計
開発されたソリューションは、非エンジニアでも容易に利用できるよう設計されています。機関投資家向けにPoC(概念実証)を通じて開発された解析パッケージは、直感的な操作性を重視しており、専門知識がなくても効果的にデータ分析を行うことが可能です。さらに、リーズナブルな価格設定により、幅広い企業・組織での導入を促進します。
各社の展望
ミンカブソリューションサービシーズの伴将行社長は、この連携により、質の高いデータをより多くの顧客に提供できることを喜んでいます。生成AIによる高度な分析基盤を通じて、投資家の迅速かつ的確な意思決定を支援し、データドリブンな未来の実現を目指すと述べています。
AlpacaTech株式会社の北山朝也取締役は、生成AI技術とミンカブデータの組み合わせによる相乗効果に期待を寄せ、Snowflakeプラットフォームでの展開に大きな可能性を感じています。
Snowflake合同会社日本代表の東條英俊氏は、今回の連携によって、日本株市場をはじめとする多様なデータ活用が推進されることを歓迎し、Snowflakeのクラウド基盤が金融業界における効率的な意思決定に大きく貢献すると確信しています。
ミンカブグループの取り組み
ミンカブグループは、メディア事業とソリューション事業の両面から成長を遂げています。メディア事業では、月間1億人規模のユーザーを抱え、ソリューション事業では400社以上の金融機関を顧客としています。AI、ブロックチェーン、NFTといった最新の技術も積極的に取り入れ、顧客体験の向上と課題解決に貢献しています。
今後の展開
今回のAIデータクラウドソリューションは、投資業界におけるデータ活用を大きく変える可能性を秘めています。ミンカブグループは、今後も技術革新を続け、より高度なサービスを提供することで、投資家の皆様を支援していくことを目指しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
- 住所
- 東京都港区東新橋1-9-1東京汐留ビルディング6階
- 電話番号
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03-6274-6490