CULUMUリサーチがグッドデザイン賞を受賞!
2024年10月16日、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2024年度グッドデザイン賞」をCULUMUリサーチが受賞しました。管理運営を行っている株式会社STYZ(東京都渋谷区、代表取締役社長 田中辰也)のインクルーシブデザインスタジオ、CULUMU(くるむ)がこの栄誉を得たことは、社会課題に向けた新たなアプローチの証と言えるでしょう。
CULUMUリサーチの誕生の背景
CULUMUリサーチは、社会課題や障害当事者のニーズに焦点を当てた共創型リサーチサービス以来、ビジネスの現場でのマイノリティの意見を積極的に取り入れる動きを推進してきました。具体的には、2006年から2018年にかけて1.5倍に増加したとされる日本の障害者数を背景に、私たち全員が直面する可能性のある障害や不自由さに対して、企業がどのようにしてイノベーションを促進できるかを考える必要性が高まっています。
CULUMUリサーチの設立は、障害当事者が抱える特有の課題や工夫を企業が見過ごしてしまう場面から生じました。企業とマイノリティの人々との共創を通じ、持続可能なビジネスに結びつくイノベーションの創出を目的としています。これらを実現するために、我々は4,000以上のNPOやNGOとのつながりを活かし、企業に新たな機会を提供しています。
CULUMUリサーチの特徴
このリサーチサービスの特徴は、NPOとの連携によって、社会的な課題に取り組みたい企業に対し、リサーチの参加謝礼を通じて当事者やNPOの活動を支援する仕組みを採用している点です。例えば、NPOや社会問題に取り組んでいる企業が、リサーチを通じてターゲットとする人々の声を届けることが可能になります。その声は、製品やサービスをより多様な人々に対応させるための貴重なインサイトを提供します。
さらに、CULUMUリサーチはLINEを活用した調査依頼を行うため、迅速で多様な参加者へのアクセスが容易になっています。これにより、過去にアプローチしづらかった人々とのつながりを生む橋渡しを出しています。
審査員のコメント
グッドデザイン賞の審査員もこの取り組みを高く評価しています。NPOやNGOと協力したリサーチが、実際の当事者の視点を反映したプロダクト開発に寄与する可能性があるとし、今後の展開に期待を寄せています。また、身近なSNSであるLINEを活用した点も好評を得ています。
ソーシャルグッドなビジネスモデル
CULUMUリサーチは、NPOの活動資金を生む新たなモデルを確立する中で、参加者への適切な還元を実現しています。このような取り組みは、社会の課題解決に向けたビジョンも反映されており、持続可能なビジネスモデルとして注目を集めるでしょう。
まとめ
インクルーシブデザインスタジオCULUMUの発展により、多様な人々の声を反映した製品やサービスの創造が進むことが期待されます。CULUMUリサーチはこうしたビジョンを実現し、企業と社会との架け橋となるリーダーシップを発揮していくことでしょう。今後もその活動から目が離せません。