丸紅I-DIGIOとプラスゼロ、AIプラットフォームAEI Deskで運用保守を効率化へ
丸紅I-DIGIOとプラスゼロ、AIプラットフォームAEI Deskの展開
丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社(以下、丸紅I-DIGIO)は、AIと自然言語処理技術を持つ株式会社pluszero(以下、プラスゼロ)と提携し、協働プラットフォーム「AEI Desk」を通じてITシステムの運用保守業務を効率化する新たな取り組みを始めることを発表しました。この業務提携は、両社の技術と経験を結集し、IT運用保守の生産性向上を目指すものです。
ITシステム運用保守の課題
近年、ITシステム運用保守では多様なチャネル(電話やメールなど)から寄せられる情報を一元化することが難しいという問題があります。また、日常的な業務や特定の依頼に対するツールが多岐にわたるため、業務の効率が低下するという課題も存在します。これらの要因が重なり、結果的に業務が煩雑化しています。
AEI Deskによる解決策
AEI Deskは、業務に関連したコミュニケーションチャネルやツールを一元化し、業務の効率化を促進することを目的としています。このプラットフォームは、プラスゼロが特許を持つ「人間のような意味理解ができるAI」(AEI: Artificial Elastic Intelligence)を活用し、人間とAIの協働を実現するものです。これにより、作業の生産性は着実に向上すると期待されています。
共同の取り組みと今後の展望
今回の提携により、丸紅I-DIGIOとプラスゼロは、AEIを活用してITシステム運用保守業務の効率化を進めていきます。関与する両社のノウハウやリソースを相互に補完し、短期的および中長期的な計画を通じて、事業を拡大し、持続可能な成長基盤を確立することに合意しています。
丸紅I-DIGIOは、AEI Deskを実際に利用し、その効果を評価後、ITシステム運用保守に関する顧客向けのサービスとして提供する予定です。また、丸紅I-DIGIOはAEI Deskの代理店としての役割を担い、外販も視野に入れています。
AEI (Artificial Elastic Intelligence)とは
プラスゼロが開発した「AEI」は、特定の業務において人間に近い形でタスクを遂行できるAIです。一般的なAI技術では難しいとされている汎用人工知能の概念に対し、限定された条件のもとで実用的な業務を行えるよう設計されています。最近では大規模言語モデル(LLM)を用いたAIチャットサービスの信頼性向上にも寄与する技術として注目されています。2021年にはこの技術の基盤となる「意味理解AI」に関する特許も取得しています。今後も「意味理解AI」の研究開発が進むことで、AEIがますます実用化されることが期待されています。
このような取り組みを通じて、丸紅I-DIGIOは顧客のITシステムの運用保守業務の効率化にも貢献し、より良いサービスを提供していくことを目指しています。
会社情報
- 会社名
-
丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社
- 住所
- 東京都文京区後楽2-6-1住友不動産飯田橋ファーストタワー
- 電話番号
-
03-4512-3700