工機ホールディングスと助太刀、出資と戦略提携を発表し新たな市場創出に挑む

工機ホールディングスと助太刀、戦略提携の前景



工機ホールディングス(KHD)と助太刀が、約1億円の出資を含む戦略提携を発表しました。この提携を通じて、両社は建設業界における新たなムーブメントを創出しようとしています。KHDは助太刀を介してエンドユーザーの理解を深め、商品開発やサービスの向上へとつなげるという目標を掲げています。

戦略提携の背景



日本市場では、建設業界に向けた求人サイトやマッチングアプリがいくつか存在していますが、いまだに圧倒的なリーダーは不在です。その中で、助太刀はエンドユーザーのデータへ直接アクセスできる強みを生かし、急速に顧客基盤を拡大してきました。
助太刀は、登録ユーザーを大工や電気工事、解体など、全74職種に分類しており、その中でも約70%が電動工具を使う職種です。KHDは70年以上の歴史を背景に、「4現主義」に基づいて、ユーザー中心の発展を目指し、相互に協力関係を築くためのプラットフォームとして助太刀を選びました。

戦略提携のメリット



助太刀の現在の登録ユーザー数は約6万人で日々増加しています。この提携により、KHDは助太刀のユーザーに対して、広告出稿だけでなく、効率的なインタビュー募集やアンケート調査が可能となり、ユーザーの真の声を聞くことができます。
この声に耳を傾けながら、顧客との関係を深め、長期にわたって良質な商品開発やサービス向上につなげていく方針です。KHDは、ユーザー視点を重視し、スピード感を持って改善を繰り返すことで、顧客にとってなくてはならない存在を目指します。
今後も助太刀と協力しながら、共同マーケティングや新サービスの開発を進め、未来の市場を築いていく所存です。

社長のコメント



工機ホールディングスの森澤社長は、「助太刀との関係強化にわくわくしている。現場や現物を確認することで更なる顧客理解につなげたい」と述べており、今回得られる接点を利用して、スピード感を持ったサービス向上を計画しています。

一方、助太刀の我妻社長は、「協業から戦略提携への進化をとても嬉しく思う。KHDとのパートナーシップを強化し、業界に新たな風を吹かせる」と期待を寄せています。

助太刀について



助太刀は建設現場の職人と業者をのマッチングアプリを運営しており、緻密な条件設定で最適な職人を紹介します。金融業界と提携して展開する「助太刀Pay」では、お仕事が完了次第、即座に工事代金の受け取りが可能。即日チャージができる「助太刀カード」も提供し、業界特有のニーズに応えています。

工機ホールディングスについて



工機ホールディングスは、ドリルや釘打機などを製造するリーディングカンパニーで、世界中に販売拠点を持ちます。70年以上の歴史を基に、高度な技術力と信頼性を備えており、グローバルに事業を展開しています。

結論



今回の出資と戦略提携は、工機ホールディングスと助太刀が共同で新たな市場を開拓し、顧客体験を向上させる一歩となります。両社の取り組みがどのような成果をあげるのか、一層の注目が集まります。両社の今後の進展に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
工機ホールディングス株式会社
住所
東京都港区港南二丁目15番1号品川インターシティA棟18階
電話番号
03-5783-0601

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