「峙 -SOWA-」オープン
2024-10-11 21:12:56

自然と共に心を癒す「峙 -SOWA-」ライブラリーが吉野にオープン

自然と共に心を癒す「峙 -SOWA-」ライブラリーが吉野にオープン



吉野大峯地域が世界遺産に登録されてから20周年を記念し、新たに金峯山寺の聚法殿内に創設された自分を知り、出会いを楽しむ空間「峙 -SOWA-」がオープンしました。この場は、心を癒し、自然と向き合いながら自己を見つめ直すための特別な場所が提供されています。運営には、奈良県を拠点に地域密着型の書店を展開する株式会社啓林堂書店が関わり、文芸評論家の三宅香帆氏との共同で選書を行いました。

「峙 -SOWA-」には、「高くそびえ立つ」という意味が込められています。このことは単に物理的な高さだけでなく、自分自身と向き合い、周囲と「対峙」することの重要さを示すものです。ここを訪れることで、過去の偉人たちが歩んだ道を辿り、自らを振り返り、心地よい自然の中で修練の場となります。特に328冊の厳選された書籍が揃った学びスペースは、吉野杉で作られた本棚に美しく並べられ、多くの人々に新たな思想や感情を促すことが期待されています。

選書の目的とその背景



現代は情報と物が溢れる時代ですが、同時に精神的な充実が求められています。選書の背後には、三宅香帆氏の著書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の提言があります。この現代では、時間が制限され、自己成長や実利が重視されすぎる傾向があります。「峙 -SOWA-」では、リトリートをテーマに掲げ、心にゆとりを持つために必要な要素を6つのテーマに沿って提供しています。これらのテーマは、心と向き合い、文化や土地とのつながりを深め、感情の動きに気づく機会を提供します。また、静かに物語に没入することで、日常生活の色彩豊かさを再発見できることを目指しています。

特に、吉野という歴史深い土地で行われるこの試みは、都市の喧騒から離れ、心に余裕を持たせるための理想的な空間を提供しています。自分自身を見つめる時間や、他者との交流を深める機会を持つことで、まるで新たな自分を発見するような体験が期待されます。

選書プロデューサーたちの意図



啓林堂書店の代表取締役社長である林田幸一氏は、50年以上にわたって地域に密着した書店を経営してきた実績があります。彼は「すべてのブックライフによりそう」というミッションを掲げており、2023年12月には新たに本と過ごすための滞在型ブックカフェ『書院 SHOIN』を開業予定です。「峙 -SOWA-」の選書は、彼の理念を具現化するものであり、本を接することで思考を広げ、感情が豊かになることを大切にしています。

一方、文芸評論家の三宅香帆氏は、近著により多くの読者から支持を得ています。彼女は、都市生活のなかで自己を見失うことなく、文学や文化との関わりを重視し、その視点を通じた選書を行っています。彼女の情熱と洞察は、「峙 -SOWA-」の選書にも強く反映されています。

まとめ



「峙 -SOWA-」は、自分自身を見つめなおすことができる特別なスペースとして、多くの人々に訪れることを期待されています。吉野の自然の中で過ごすことで、心の余裕を保ちつつ、新たな知識と経験を得るチャンスを提供します。実際の訪問を通じて、訪れる人々は自分自身を再発見し、より豊かな人生を送る手助けとなることは間違いありません。


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会社情報

会社名
株式会社啓林堂書店
住所
奈良県大和郡山市南郡山町527-13
電話番号
0743-51-1000

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