ミヨシ油脂、茨城県に新たな物流拠点を完成させる

ミヨシ油脂、茨城県阿見町に新しい物流センターを開設

ミヨシ油脂株式会社が2023年7月31日、茨城県稲敷郡阿見町に新しい物流施設「阿見倉庫」を竣工しました。これにより、従来の物流施設を東京都葛飾区から移転し、2024年10月頃に新たな運営を開始する予定です。

阿見倉庫の立地と施設概要

新設された阿見倉庫は、圏央道の阿見東ICから1.6キロメートルの距離に位置し、首都圏と東日本への製品配送の効率を追求した設計です。敷地面積は約18,824平方メートルで、トラックバースは最大14台の接車が可能です。冷蔵・冷凍品を主要に取り扱う自動倉庫を有するA棟（約12,016平方メートル）と、常温品を管理するB棟（約990平方メートル）から構成されています。

それぞれの倉庫には、温度管理機能や管理システムが整備されており、多様な製品の保管と出入庫が可能です。さらに、トラックの動線は一方通行に設定され、効率的で安全な運営が図られています。

安全と環境に配慮した設計

施設内の安全対策として、監視カメラや顔認証システムが設置されており、安全性が一層高められています。また、環境への配慮も忘れられておらず、全館にLED照明や人感センサーが設置されています。冷蔵機能には二酸化炭素を使用した自然冷媒を採用し、騒音対策には吸音パネルが用いられています。さらに、太陽光発電設備を導入し、補助発電も可能としています。

バリアフリーに対応した設備も整えられ、エレベーターや特別トイレが設置されているため、全ての人が快適に利用できる環境となっています。

メディア向け内覧会の開催

新物流施設の開設に伴い、ミヨシ油脂はメディア向けの内覧会を2024年8月20日に開催します。この内覧会では、まだ運営が始まっていない施設を事前に見学できる貴重な機会です。参加希望のメディアは、事前に申し込みが必要で、8月9日が締切となっています。詳細な案内は公式サイトに記載されています。

ミヨシ油脂の企業ビジョン

ミヨシ油脂は、長年にわたり食品業界で信頼を築いてきた企業であり、質の高い製品を通じて人々の生活を豊かにすることを目指しています。「油脂の力」で日常のあらゆる製品に高い満足感を提供し、持続可能な社会の実現に貢献するべく、新拠点の運営を通じてさらなる成長を図ることでしょう。

このような新たな取り組みが、ミヨシ油脂にとっても地域社会にとっても、今後の発展に大きく寄与することが期待されます。