Dash Livingとブラックロックの提携による新しい賃貸住宅の展開
2024年7月30日、Dash Livingはブラックロックの不動産部門と提携し、日本における高級賃貸住宅資産への投資を開始することを発表しました。この提携により、東京で新たな不動産物件が取得され、ビジネスや観光目的での宿泊に適した施設へと整備される予定です。
初の物件取得とその魅力
東京で初めて取得された物件は、東駒形に位置する29ユニットの集合住宅であり、便利な地下鉄路線の近くにあります。銀座線と浅草線へのアクセスが良好で、都心部の主要エリアへはわずか20~30分の距離です。また、周辺には浅草神社やアサヒビール工場などの観光名所があり、訪れる旅行者にとって魅力的なロケーションです。このような素晴らしい立地は、宿泊客に記憶に残る体験を提供することでしょう。
日本政府観光局によると、2024年初頭には856万人もの訪日観光客が予想されており、年間では3,200万人を目指すという目標があります。この流れを受けて、Dash Livingとブラックロックは、宿泊需要の高まりに応じた高級賃貸住宅の提供を目指しています。
Dash Livingの日本市場への取り組み
近年、Dash Livingは日本市場において積極的な投資を進めています。リブランドした「Dash Living池袋西」をはじめ、他の資産運用会社との共同プロジェクトや、クラウドファンディングプラットフォームとの提携により複数の物件を取得しています。このたびのブラックロックとの提携は、彼らのポートフォリオにおいて15拠点目のプロジェクトとなります。
Dash LivingのCEOであるアーロン・リー氏は、この提携に関して次のように述べています。「急成長を遂げている日本の不動産市場において、ブラックロックと共に賃貸住宅資産の投資ができることに大変喜びを感じています。東京の便利で魅力的な地域に、高級で柔軟な宿泊施設が提供できるよう、さらなる投資と成長の機会を追求します。」
ブラックロックの視点
一方、ブラックロックのリアルエステート部門で日本地域の責任者を務める平井大吾氏は、「日本の賃貸住宅市場にはビジネスや旅行者の需要が急速に高まっており、そこに大きなビジネスチャンスが広がっています。Dash Livingとの提携を通じて、こうした成長の機会をしっかりと捉えていきたい」とコメントしています。彼らは賃貸住宅のリポジショニングを行うことで、投資家に付加価値の高いリターンを提供していく意向です。
Dash Livingの企業理念
Dash Livingはアジア太平洋地域において、香港、シンガポール、東京、シドニーの各地で賃貸住宅を提供する企業です。彼らのポートフォリオには2,000室以上の物件が含まれ、シェアリングエコノミーやテクノロジーを駆使したユニークなテナント体験を通じて、グローバルな宿泊コミュニティの構築に取り組んでいます。2022年から2023年には、著名な不動産資産マネージャーによる総資産価値が5億米ドル以上に達しています。
詳しい情報は、Dash Livingの公式ウェブサイト(
www.dash.co)で確認できます。
ブラックロックに関する情報は公式サイト(
www.blackrock.com/corporate)をご覧ください。