Formlabsの最新SLS 3DプリンターがMicrosoftの開発部門を支援
株式会社システムクリエイトが提供するFormlabs社の3Dプリンター「Form 4L」と「Fuseシリーズ」がMicrosoft社の開発部門で大きな成功を収めています。Microsoftのプロトタイピングのスピードと品質が飛躍的に向上した事例を見てみましょう。
課題:高速で高精度なプロトタイピングの必要性
MicrosoftのAdvanced Prototyping Center(APC)では、80以上の製品カテゴリに対して、効率的かつ正確なプロトタイピングが必須です。要求される反応の速さは、24時間以内に試作を提供する体制を整えることが求められています。また、試作品は非常に高い精度が期待されるため、従来の製造プロセスだけでは不足でした。そして、新たに導入された3Dプリンティング技術がこの課題を解決しました。
解決策:FormlabsのSLAとSLS技術
Microsoftは、Formlabsの「Form 4L」と「Fuseシリーズ」を導入することで、この課題に取り組みました。Form 4Lは大容量の造形エリアを持ち、SLA方式により高精度な試作品を一度に造形することができます。これにより、以前は複数のパーツで組み立てていた部品を一度の工程で作成できるようになり、試作の効率が大幅に向上します。例えば、タブレットのヒンジやケース部分などがこれに該当します。
また、Fuseシリーズは軽量で耐久性のあるナイロンパウダーを使用し、機能試験にも適した高品質のプロトタイプを作成できます。これにより、デザインの初期段階から量産に近い品質で試作を行うことが可能となり、従来のプロセスよりもスピーディーな開発が実現しました。
結果:迅速なプロトタイピングと高品質な試作
Formlabsの導入により、MicrosoftのAPCでは試作品の製作効率が劇的に向上しました。例えば、ある設計部品の印刷時間は従来の8時間から約2時間に短縮され、同じ日に異なるデザインの試作を何度も行えるようになりました。また、Fuseシリーズによる耐久性のある部品の試作は、製品の実用性を追求する上で重要な役割を果たしています。
現在、APCでは2台のForm 4と1台のForm 4L、計5台のFormlabs樹脂3Dプリンターが活躍しています。これらの機械は、シンプルなセットアップとコンパクトな設計に加え、印刷精度やスピードも兼ね備えています。多様な素材が利用できる点も大きな魅力であり、エンジニアリンググレードのTough 2000 Resinを使用することで、強度と高解像度が求められる試作品をスムーズに提供できます。
システムクリエイトの使命
株式会社システムクリエイトは、3Dプリンターや3Dスキャナー、CAD/CAMソフトウェアなどを幅広く提供する企業であり、ものづくり業界の革新と発展に貢献しています。今後もFormlabsの製品を通じて、さらに進化する製造業界のニーズに応える努力を続けていきます。ご質問やお問い合わせは、下記の情報をご確認ください。
会社情報
- - 会社名:株式会社システムクリエイト
- - 代表者:川上 正義(代表取締役)
- - 設立:1992年6月19日
- - 本社所在地:大阪府東大阪市荒本新町1-20
- - TEL:06-6618-8555
- - FAX:06-6618-8566
- - 事業内容:3Dデジタルツール導入支援・販売・サポート、工作機械、3D技術代行サービス
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