新たな神棚「GIRIDO」
2019-11-01 09:40:08

伝統技法を活かした新しい家庭用神棚「GIRIDO」の魅力

日本の伝統が宿る家庭用神棚「GIRIDO」



近年、生活スタイルや住宅事情が変わる中で失われがちな存在、それが「神棚」です。そこで、伝統技法を駆使した新しい家庭用神棚ブランド「GIRIDO」が登場しました。この神棚は、ただの飾りとしての機能を超え、私たちの生活に神聖な瞬間を提供してくれます。

新たな価値観をもたらす「GIRIDO」



「GIRIDO」は、宮大工が手がけた置き型神棚で、神社の御扉(みとびら)で使用される「ギリ戸」技法が採用されています。この特殊な技法により、扉を開けると「ギギギィ」という木の軋む美しい音が響きます。この音こそが、神様との架け橋を築く合図。扉がいつも開いているなんてありえない、その「閉じられた神域」の境界を、GIRIDOは見事に表現しています。

使いやすさと美しさを兼ね備えたデザイン



使用されている木材は香り高い「木曽檜」。これは、伊勢神宮をはじめとする神社建築で有名な素材です。「神棚はただの道具ではなく、家族の幸せを祈るための場所」であるという考えのもと、機能性とデザインを追求しています。現代のライフスタイルにもマッチするスタイリッシュな佇まいでありながら、神社の鳥居を彷彿とさせる重厚感も持ち合わせています。

音を生み出す巧妙な仕組み



GIRIDOの扉は蝶番などの金具を一切使用せず、上下に作られた「ほぞ」を土台の「ほぞ穴」に差し込むことにより開閉します。また、ほぞの形状が音を生む秘密になっています。この独特なスタイルが生み出す「ギギギィ」という音は、使用する木材の特性にもよります。寒冷地でゆっくりと成長した木曽檜は密度が高く、水分含有量が少ないため、音質が長持ちするのです。

日本の職人技を次世代に



「GIRIDO」の命名の由来は、神社建築で使われる「ギリ戸」という言葉に由来しています。この言葉は職人によって長い間受け継がれてきたもので、辞書には載っていない幻の職人用語。その背後には、深い技術と文化の継承があります。

デザインから製造まで純日本製



GIRIDOは、woodpeckerが企画・販売し、手工業デザイナー大治将典氏のデザインを基に、唐箕屋本店の宮大工たちによって製造される純日本製の神棚です。木材の加工、デザイン、製品化まで、全ての工程において日本の職人技術が光ります。

商品の多様性



GIRIDOには、置き型と壁掛け型があり、用途や環境に合わせて選ぶことができます。置き型は音と共に神様を呼び寄せることができ、壁掛け型はスペースを取らずに設置可能です。また、棚板も販売しており、神棚とのコーディネートを楽しむことができます。

まとめ



「GIRIDO」は、伝統的な価値観と現代的なデザインが見事に融合した家庭用神棚です。新たなスタイルの神棚が、これからの日本の家庭にどのような影響を与えるか、非常に楽しみです。これを機に、もう一度神棚を見直し、日々の感謝の気持ちを大切にしたいものです。

会社情報

会社名
woodpecker
住所
岐阜県本巣郡北方町北方1502番地の2
電話番号
058-372-3030

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。