ドローンフロンティアとKPtechnologiesが建設業向けドローン活用を推進する業務提携を締結

ドローンフロンティアとKPtechnologiesの提携

2023年、ドローン業界において注目のニュースが舞い込んできました。企業向けのドローン運用支援を行う株式会社ドローン・フロンティアが、株式会社KPtechnologiesと戦略的な業務提携を結び、建設業界向けのドローン活用プロダクトを共同で開発することを発表しました。この提携は、ドローンの普及が進む中、いかに建設業における活用を促進するかを目指しています。

業務提携の背景

近年、ドローン技術は急速に進化し、安全性も向上したことで、建設業界での利用が増加しています。しかしながら、導入しているものの十分に活用できていない企業が多いことも事実です。ドローンフロンティアは、多くの建設業のクライアントを有しており、そのノウハウを生かして、KPtechnologiesの技術力を融合させることで、「現場目線」での使いやすいプロダクトを開発し、ドローンユーザーの数を増やすことを目指しています。

建設業界におけるドローン活用の現状

特に、2015年の首相官邸でのドローン落下事件をきっかけに、航空法が改正されたことからドローンが成長産業として注目されるようになりました。ここ1～2年で、建設業におけるドローン導入は急速に進み、大手企業から小規模な業者まで幅広く利用されています。特に、住宅や外装リフォームの分野で顕著な成長が見られ、多くの企業が現場調査時にドローンを活用するようになっています。

しかしまだ、ドローンは「飛ぶカメラ」の域を脱しておらず、実際に業務に役立てていない企業が多いのが現状です。ドローンを所持しているだけではなく、上空から得たデータを有効に活用することがこれからの課題となります。データの活用を通じて、既存の業務の負担軽減やリスク管理を実現することが今後の戦略です。