「俳句のまちあらかわ」10周年を記念して、吟行会が開催!
「奥の細道」の旅立ちの地として知られる東京都荒川区。2012年3月には「俳句のまちあらかわ」を宣言し、様々な俳句振興に取り組んできました。そして、今年2023年3月には、宣言から10周年を迎えます。
この記念すべき年に、7月15日、隅田川に近い荒川自然公園とゆいの森あらかわにて、俳句吟行会が開催されました。
初心者からベテランまで集結! 自然の中で句を詠む
当日は、区内外から俳句愛好家21名が参加。現代俳句協会副会長の対馬康子氏を講師に迎え、吟行の秘訣や楽しみ方についての説明がありました。
吟行のテーマは「荒川自然公園を楽しむ」。参加者は、公園内の景色や植物、昆虫、鳥などを観察しながら、俳句の題材を探し、それぞれの感性を言葉に託しました。
句会で作品を披露し、互いに批評
吟行の後には、句会が開かれました。参加者はそれぞれ2句ずつ作品を提出。互いに句を読み込み、良いと思った句を5句ずつ選び、その理由を語り合いました。
講師の対馬氏は、俳句の魅力について「俳句は奥が深く、日々新しい発見があります。自分の作った句が、日々新鮮に感じられる。それが俳句の楽しさです。」と語りました。
「俳句のまちあらかわ」の取り組み
荒川区は、松尾芭蕉をはじめ、小林一茶や正岡子規など、多くの文人が訪れた俳句ゆかりの地です。区では、子どもから大人まで俳句文化を広め、豊かな心を育むことを目指し、様々な取り組みを行っています。
その一つとして、小学生が土俵上で俳句とパフォーマンスを披露する「奥の細道矢立初めの地子ども俳句相撲大会」や、年間を通して誰でも俳句を投稿できる「あらかわ俳壇」などが挙げられます。
今回の吟行会は、荒川区の俳句文化をさらに盛り上げるための、貴重な機会となりました。
荒川区で俳句を楽しもう!
荒川区では、今後も様々な俳句イベントを開催していく予定です。俳句に興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。