フェアトレード推進に向けた千葉大生の活動
千葉大学環境ISO学生委員会は、持続可能な社会の実現に向けて2017年度から始まった【ecoプロジェクト】を継続し、2022年度よりフェアトレードの普及を目指しています。活動は2024年度にも引き続き実施され、地域への貢献を果たしています。
活動の背景
この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献するため、株式会社京葉銀行との協働のもと進められています。特に、フェアトレードの理念を多くの人々に知ってもらうことを目的とした企画が展開されています。活動は学生の発案に基づいて行われ、2024年度にはさらに独立したプロジェクトとして展開される予定です。
これまでの取り組み
2022年度には、ぬりえ絵本やリーフレットの制作を行いました。次の年には、千葉市のフェアトレードタウン認定を支援するイベントを実施し、地域の意識向上に寄与しています。
2024年度の活動内容
2024年度の活動は、大きく分けて二つのカテゴリーに分かれます。一つは地域イベントへの参加、もう一つは学生自身が学ぶ活動です。学生たちは、千葉市内外で様々なイベントに出展し、フェアトレードに関連したワークショップを通じて地域の人々や子どもたちに理解を深めてもらおうとしています。例えば、 「おいでマルシェ」や「ちばフェアトレードマーケット」などのイベントには積極的にブースを出展し、ぬりえやクイズ、ミサンガ作りなどのアクティビティを通じて参加者と交流しています。
イベント情報
以下のイベントに出展予定です:
- - 5/24(金) ちばフェアトレードマーケット @千葉市役所
- - 6/8(土) おいでマルシェ @千葉建設工業おゆみ野店
- - 6/14(金)-16(日) イオン海浜幕張店6周年イベント
- - 7/26(金) おいでマルシェ @博全社美浜儀式殿
- - 10/6(日) ちばフェアトレードマーケット @千葉公園芝庭
- - 3/9(日) こどもエコまつり @けやき会館
- - 3/20(木・祝) おいでマルシェ @千葉公園チップスタードーム前広場
これらのイベントでは、作成したぬりえ絵本とパンフレットの配布のほか、専門的な内容をわかりやすく伝えるためのクイズや、子ども向けの手作りワークショップが開催されます。
学生自らの取り組み
具体的な啓発活動だけでなく、学生自身もフェアトレードについて深く学び、理解を深めることが重要とされます。千葉市が進める「フェアトレード」活動に関連したインタビューを通じて、地域の事業者や活動を知る機会が提供されています。
フェアトレード商品の販売
また、千葉大学の生協にてフェアトレード商品を販売する取り組みも行われました。例年のイベントに参加した事業者の協力を得て、雑貨やお菓子、はちみつなどが販売され、多くの学生にフェアトレード商品の魅力を伝えています。
2025年の短期間に89点が販売され、学生自身によるPOPやポスター作りも行われています。
参加学生の声
企画を統括した文学部3年の小藤那奈子さんは、「今年で3年目となり、規模を広げて24名の学生と共に活動しています。フェアトレードを楽しんで理解してもらうきっかけとなるような体験を提供できればと思っています」と話します。
千葉大学環境ISO学生委員会の役割
千葉大学環境ISO学生委員会は、2005年に取得した国際規格のISO14001に基づき、地域社会と共に環境活動を進めています。毎年200名以上の学生が参加し、環境教育やエコ商品作成など幅広い活動に従事しています。また、SDGsに関連したプロジェクトにも取り組んでおり、地域への貢献を続けています。
公式サイトはこちら:
千葉大学環境ISO学生委員会。
まとめ
千葉大学の学生たちは、フェアトレードの理解を深め、地域社会に良い影響を与えるために日々努力しています。これからも若い力で地域貢献を目指し、持続可能な社会の実現を助けていく活動は続きます。