国内最大規模の自動販売機営業所が横浜に誕生
ダイドードリンコ株式会社の子会社であるダイドーアサヒベンディング株式会社は、2025年5月21日、4つの営業所を統合し、新たに最大規模の営業所「横浜BAY営業所」を設立します。これにより、約7,000台の自動販売機がこの新営業所でオペレーションされることとなります。
営業所統合の背景
今回の営業所統合は、ダイドードリンコとアサヒ飲料が2022年に締結した包括的業務提携契約に基づくもので、両社が自動販売機事業の成長を目的に協働する第一歩となっています。旧ダイドービバレッジサービスと旧アサヒ飲料販売の営業所が統合され、新たに生まれた「横浜BAY営業所」は、自販機ビジネスの今後の成長を見据えた重要な拠点となります。
スマート・オペレーション体制の導入
横浜BAY営業所では、ダイドードリンコ独自の「スマート・オペレーション」体制が導入され、効率的なオペレーションを実現します。この体制では、デジタル技術を活用し、営業効率を向上させることが期待されています。
具体的には、自動販売機による商品混載オペレーションにより、各ルート担当者が管理する自販機の台数や販売量、売上を増加させることを目指します。新営業所の開設によって、直販事業を加速させ、自動販売機市場での競争力を一層高める計画です。
2030年に向けたビジョン
ダイドードリンコは、2030年を視野に入れ、業界内でのリーダーシップを維持し、新たな価値を提供することを目標としています。自販機市場において、絶えず挑戦し続ける姿勢を持ち、協働的なスケールメリットを生かすことで、自動販売機ビジネスのさらなる進化を果たす考えです。
IoT技術の活用
さらに、ダイドードリンコはIoT技術を駆使し、労働負荷の軽減にも努めています。この「スマート・オペレーション」では、訪問先やルートの提案、最適な売り上げ商品数の決定にAI機能を取り入れるなど、より高品質で生産性の高いオペレーション体制の構築を進めています。自販機ごとに商品提案を行い、季節に配慮した商品切り替えを行うことで、顧客にとって魅力的な選択肢を提供しています。
まとめ
ダイドードリンコは、「こころとからだに、おいしいものを。」というブランドメッセージのもと、高い品質の飲料を提供する企業として、横浜BAY営業所を中心にさらなる成長を目指していきます。今後も新しい挑戦を続け、顧客に喜んでもらえる製品をお届けすることで、自販機ビジネスの未来に貢献していく所存です。