2025年MTSマンション管理適正化セミナーの開催予定
2025年2月1日(土)、関西大学梅田キャンパス大ホールにて、「2025年MTSマンション管理適正化セミナー」が開催されます。このセミナーでは、TVドラマ化された人気漫画『正直不動産』の原案者、夏原武氏を特別講師として迎え、マンション管理組合が直面する多くの課題に対して解決策を深掘りすることを目指します。
日本のマンション市場の現状
日本のマンション市場は今、さまざまな問題に直面しています。高齢化社会の進行、老朽化した建物、さらには人材不足といった要素が重なり、その影響が管理組合の運営にも及んでいます。特に、業者と住民の間に存在する情報格差や不正契約に起因するトラブルは多く、透明性のある運営が求められています。
その背景には、TVドラマ『正直不動産』が大きな影響を与えており、売り手と買い手の間の情報格差が浮き彫りにされています。この作品は業界の裏側を描写し、不動産取引の透明性の重要性を強調することで、視聴者の関心を集めています。
セミナーの目的
このセミナーでは、以下の目標が設定されています:
- - 管理組合が直面している様々な課題に対して、実践的な知識や具体的なアイデアを提供すること。
- - 「プロポーザル+総合評価落札方式」の普及を促進し、透明性の高い大規模修繕工事の実現を目指す。
- - 管理組合の自立した運営を支援し、適切な意思決定ができる仕組みを構築すること。
プロポーザル+総合評価落札方式とは?
「プロポーザル+総合評価落札方式」は、施工業者を選定する際に価格だけでなく、提案内容や技術力も考慮して評価する方式です。この方法の主なメリットには、以下のような点が挙げられます:
- - 透明性の向上:評価基準がクリアになるため、選定プロセスが透明で公平性が保たれる。
- - 高品質の工事実現:低価格競争を避けることで、施工技術や提案が重視され、質の高い工事が期待できる。
- - 管理組合の主体性強化:管理組合が提案内容を評価し、選定プロセスに積極的に参加することで、自立した運営が実現可能になります。
国土交通省のマニュアルにもこの選定方式が記載されており、セミナーでは成功事例を通じてその効果と実践方法が詳しく解説されます。
主なプログラム
1.
特別講演「正直管理がもたらすマンションの未来(仮題)」
- 夏原武氏による講演。不動産業界の課題や「正直」を貫く意義について深堀します。
2.
国土交通省によるマンション政策解説
- 近畿地方整備局の加賀田茂史氏が最新の政策動向や支援策を解説。
3.
今後のマンション政策と管理組合のあり方
- MTS副会長の戎正晴が、区分所有法やマンション管理適正化法などについて提言します。
4.
成功事例紹介
- MTS理事の川口宜人氏が透明性確保のための「プロポーザル+総合評価落札方式」の成功事例を紹介します。
開催概要
- - 日時:2025年2月1日(土)13:30~16:30(受付開始13:00)
- - 会場:関西大学梅田キャンパス 大ホール
- - 参加形式:会場参加またはYouTubeライブ配信
- - お申込み:締切 2025年1月20日(月)
詳細はこちらからご覧いただけます。お問い合わせはinfo@mansion-support.jpまでお気軽にどうぞ。
一般社団法人マンション適正管理サポートセンター(MTS)について
MTSは、マンション管理の透明性を高め、管理組合の自立した運営を支援することを目的に設立されました。マンション管理士や一級建築士からなる「サポーター」を組織し、その知識と技術を活かして多様な支援を行っています。
- - 法人名:一般社団法人マンション適正管理サポートセンター(MTS)
- - 所在地:大阪市浪速区日本橋西1-3-19
- - 代表:小野 利行
- - 設立:2019年8月5日
- - HP:公式サイト