ハンファジャパン、太陽光パネルの再利用で持続可能な社会を目指す

ハンファジャパンの新たな挑戦

ハンファジャパン株式会社は、太陽光発電システムのリユース・リサイクル事業を開始し、持続可能な社会の実現に向けて力を入れています。特に、SDGs目標12である「つくる責任、つかう責任」に対応した取り組みの一環として、多くの利点をもたらすこの事業に取り組んでいます。

再生可能エネルギーの重要性

近年、社会全体で脱炭素化が求められる中、再生可能エネルギーの普及は急務です。特に太陽光発電は、その導入が進んでいますが、2030年代後半には大量の使用済みパネルが廃棄される懸念が出てきています。これに対処するため、2025年には太陽光パネルの再資源化が義務化される見込みであり、今こそ循環型社会の構築が求められています。

ハンファジャパンは、外資系メーカーとして唯一、JPEA（日本太陽光発電協会）の適正処理リサイクル部会に参加し、適正処理に関する研究や調査を行っています。また、一般社団法人太陽光パネルリユース・リサイクル協会にも加盟し、業界をリードする立場としてこの重要な課題に取り組んでいます。

全面的な回収・処理体制

このリユース・リサイクル事業では、ハンファジャパン製の使用済み太陽光パネルを対象に、回収から適正処理までを一括して行う計画です。これにより、購入者は個別に収集業者やリサイクル業者を探す必要がなくなり、不法投棄のリスクも軽減されるため、安心してサービスを利用できるようになります。また、全国規模でのネットワークを活用することで、効率的な回収・処理体制を実現し、コスト削減にも寄与します。

資源の有効活用

回収した使用済みパネルは、外観検査や絶縁性能検査などを通じて再商品化の可能性を検討します。リユース品は、必要に応じてメンテナンスを行い、中古市場で再販売されるほか、グリーンアライアンスの「グリーンギフト」プロジェクトにも使用される予定です。この寄贈プログラムを通じて、公益施設や教育機関に太陽光発電システムが提供され、地域社会の発展にも貢献します。リユースに適さないパネルは、高度なリサイクル技術を用いて再生され、新たな原材料として活用されます。