ジンジブとRePlayceが業務提携、新しいキャリア教育の形を提案
この度、株式会社ジンジブと株式会社RePlayceが業務提携を結び、高校生向けのキャリア教育を強化するプログラムを展開することになりました。この提携は、高校生が自身の将来を自由に考え、選択できる環境を整えることを目指しています。
背景
まず、この提携の背景には現在の教育現場での課題があります。2024年春にRePlayceが実施した調査によれば、進路相談を家族や学校関係者以外の大人に行っている高校生はわずか5%に過ぎません。また、学校での職業体験の機会が不足しているため、多くの高校生が将来の職業について具体的なイメージを持てていない現状があります。このような状況から、学校の教員だけに頼らず、外部機関と協力したキャリア教育が必要であることが浮かび上がります。学習指導要領でも、このようなキャリア教育の必要性が強調されています。
RePlayceは、2025年に新たに開校予定の通信制サポート校「HR高等学院」において、企業や業界の専門家を交えた教育を行い、社会で生きる力を育むカリキュラムを提供する予定です。ジンジブは、高校生に対する就職活動支援を多岐にわたって実施しており、進路決定を促すキャリア教育プログラム「ジョブドラフトCareer」や、職業体験イベント「おしごとフェア」などの活動を通じてサポートしています。
業務提携の内容
両社の業務提携により、以下のような取り組みが行われます:
- - 「ジョブドラフトCareer」の実施(渋谷キャンパス及びオンライン)
- - お仕事体験イベントの共同開催
- - 就職活動に向けたサポートプログラムの実施
- - 新しい教育プログラムの開発
この提携は、高校生が自分のキャリアを主体的に考えるための「きっかけ」を提供することが目指されています。特に、両社はそれぞれ2023年に経済産業省の「第13回キャリア教育アワード」で優秀賞を受賞しており、その取り組みが高く評価されています。
提供予定のプログラム
新たなキャリア教育プログラム「ジョブドラフトCareer」は、体験型の学習を通じて高校生にキャリアの選択肢を広げることを目的としています。このプログラムでは、自己理解や社会の理解を深めるための多様なコンテンツが用意され、参加する高校生には自身の希望や将来に向けたキャリア選択の幅を広げる機会が提供されます。
高校生の就職事情
厚生労働省によると、2024年の高卒求人倍率は3.98倍に達し、高校生にとっての就職が非常に注目されています。これは、コロナ明けの経済活動の回復や人口構造の変化が影響していると考えられます。しかし、高校生の就活は情報が限られた中で行われるため、注意が必要です。HR高等学院では、生徒たちがより良い就職を実現するために、ジンジブが提供するサポートを受けることができます。
代表からのメッセージ
株式会社RePlayceの代表取締役CEO、山本将裕氏は「高校生が多様なキャリアへの選択肢を持ち、社会に出ることが楽しみになる環境を整えたい」と語っています。また、ジンジブの取締役、星野圭美氏も「多くの人が夢を抱き、ワクワクする未来を創り上げるために努めたい」と述べ、両社の意気込みを表明しました。
この業務提携は、高校生が自らの道を切り開くための大きな一歩となることでしょう。今後、ジンジブとRePlayceの連携による新たなキャリア教育の形に期待が寄せられています。