マイナビとNALの新たな業務提携
新型コロナウイルスの影響で、企業のデジタル化が急速に進む中、日本ではITエンジニア不足が問題となっています。この状況を鑑み、総合情報サービス企業のマイナビと、ベトナム・ハノイに本社を置くNALが業務提携を結びました。この提携により、両社は日本国内の企業向けにアジャイル開発サービスを共同で提供することを目的としています。
1.業務提携の背景
日本では、デジタル化の必要性が高まる一方で、IT人材が不足しているため、多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に苦労しています。このような中、マイナビは備える人材のニーズに応え、NALはハノイとダナンでのオフショア開発の専門性を活かして、エンジニア不足の課題解決に貢献します。
2.業務提携の目的
マイナビは、就職や転職などの人材ビジネスを展開する企業として知られています。一方、NALは日本企業へのITソリューション提供を通じて急成長しているスタートアップ企業です。両社が提携することで、日本国内の企業は自身のニーズをヒアリングし、アジャイル開発サービスを受けることが可能です。
特に、マイナビは国内のエンジニア不足に直面している企業に対して、この新しいサービスを積極的に営業支援していきます。NALはベトナムのエンジニアを活用し、日本の企業に適切な開発ソリューションを提供します。
3.マイナビとNALの概要
マイナビ
- - 会社名: 株式会社マイナビ
- - 所在地: 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号
- - 代表者: 中川 信行
- - 設立日: 1973年8月15日
- - 社員数: 約9,800名
- - URL: マイナビ
NAL JAPAN
- - 会社名: 株式会社NAL JAPAN
- - 所在地: 東京都港区新橋6-20-4
- - 代表者: グエン トアン アン
- - 設立日: 2014年12月12日
- - 社員数: 250名
- - URL: NAL
NALは、医療システムやe-ラーニング、eコマースなど多様な分野での開発を手掛け、数々の賞を受賞しています。特に、2020年に「ChatOps - Conversational AI for Seamless Collaboration」により革新的製品・ソリューション部門での受賞歴を誇ります。
4.今後の展望
この提携により、マイナビとNALは企業が抱えるデジタル化の課題を解決し、エンジニア不足を緩和することで、日本のビジネス環境の改善に寄与することが期待されています。両社の強みを活かし、アジャイル開発サービスを提供することで、より多くの企業がデジタルシフトを実現できることでしょう。
今後の動向に目が離せません。