ユーモア溢れる絵本『トドにおとどけ』の魅力
2024年7月12日に発売予定の絵本『トドにおとどけ』(作:大塚健太、絵:かのうかりん)が、静岡書店大賞の児童書新作部門で第3位を受賞しました。この作品は、見た目がそっくりな動物たちの中からトドを見つけ出すという、ワクワクとしたストーリーが展開されます。
本のあらすじ
『トドにおとどけ』は、誕生日を迎えたトドにケーキを届ける任務を担ったカモメが主人公です。カモメは、トドに似たアシカやアザラシと出会いながら、果たしてトドを見つけることができるのか? 物語は、カモメの奮闘を通じて、海の生き物たちの違いを楽しく学べる仕掛けになっています。
絵本の魅力
この絵本の最大の魅力は、ユーモアたっぷりの内容です。カモメが可愛らしく描かれ、続々と現れる似た者たちに観る者の目を引きます。読んだ後には、動物たちの違いを調べたくなることでしょう。店員からも「トドにおとどけー」というフレーズが癖になると好評で、子どもたちはもちろん、親も楽しめる要素が満載です。
著者について
大塚健太
埼玉県出身の大塚健太さんは、幅広いテーマの絵本を手がける作家です。その作品の多くは、遊び心を取り入れたユニークな内容で知られています。これまでの代表作には『とびません。』や『いちにちパンダ』などがあり、多くのファンを魅了しています。
公式サイト:
大塚健太
かのうかりん
愛媛県生まれのかのうかりんさんは、動物や自然を生き生きと描く絵本作家です。彼女の作品には、繊細で感情豊かなイラストが溢れています。
公式サイト:
かのうかりん
書店員のおすすめコメント
多くの書店員が『トドにおとどけ』を高く評価しています。例えば、谷島屋のスタッフは「たくさんのそっくりな動物たちが出てきて、最後のオチが最高」といった声が寄せられ、直感的に楽しい一冊だと伝えています。
また、他の書店員も「子どもだけでなく大人も読んで楽しめる」と話し、幅広い層に受け入れられています。
静岡書店大賞の意義
静岡書店大賞は、静岡県内の書店員と図書館員が選ぶオープン文学賞で、地域の読書文化を盛り上げる重要なイベントです。「児童書新作部門」では、新たな才能や魅力的な作品を発掘し、読者に紹介する機会を提供しています。これからもこのような素晴らしい作品が数多く生まれることを期待しています。
本書はA4判変型ハードカバー、全32ページのフルカラーで、小さなお子様にも安心して楽しんでもらえる仕様となっています。定価は本体1400円(税抜)で、ISBNは978-4-7562-5856-4です。ぜひ手に取って、海の仲間たちとの愉快な冒険を楽しんでみてください!