スマホと姿勢
2022-09-13 11:10:01
スマホ使用が引き起こす姿勢の悪化と体の不調に注意
スマホ使用が引き起こす姿勢の悪化と体の不調に注意
現代社会において、スマートフォンは私たちの日常に欠かせない存在となっています。しかし、その使用が健康に及ぼす影響についてはあまり考慮されていないかもしれません。最近行われた調査によると、スマートフォン使用の時間や姿勢が、身体の不調にどのように関係しているのかが明らかになりました。
調査結果の概要
この調査は、2022年8月22日から行われ、東京都を含む1都2府4県の20〜39歳の男女3000人を対象に行われました。結果として、1日にスマートフォンに費やす時間が「4時間以上」と答えたのは30.93%で、現代人がいかにスマートフォンに依存しているかがうかがえます。
特に注目すべきは、「歩きスマホ」をしている人が26.93%もいるという点です。これにより姿勢に関する問題も浮上しています。調査で不調を感じないと答えた人が36.07%だったものの、「肩が凝る」や「目が痛い」といった不調を訴える声は少なくありませんでした。
また、ボディイメージに関する質問では、総じて74.04%の人が「悪い」「どちらかと言えば悪い」と回答し、自分の姿勢に対する自覚があると同時に、その改善が求められていることも示されています。
ボディイメージの重要性
心と体サプライズの代表、上田祐輝氏は、ボディイメージの概念について語ります。「ボディイメージ」とは、脳が認識する最適な姿勢を指します。本来は直立が理想ですが、長時間のスマホ使用によって「頭が前に出て、背中が丸くなった姿勢」が最適になってしまう危険性があります。
この結果、悪い姿勢が体の使い方に影響し、ギックリ腰や腰痛、関節痛を引き起こす可能性があるのです。今のところ不調が出ていなくても、将来的には身体に大きな問題を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。
良い姿勢を実現するための具体的な方法
ボディイメージを改善するためには、以下の3つのステップを取り入れることが有効です。まずは、天井に頭を押し付けるつもりで首筋を真っ直ぐに保ちます。その状態で、首の後ろの背骨を触診し、自身の姿勢を意識します。最後に、スマホを持ちながらこの姿勢を保つことで、良い姿勢を覚えさせるのです。
これらの簡単なステップを日常ルーチンに取り入れることで、スマホ使用中の姿勢が大きく変わり、身体の不調も改善されるでしょう。また、筋肉に負担がかからないため、気軽に行える点も魅力です。
眼精疲労の解消法
スマホやPCの長時間使用は、眼精疲労を引き起こす原因ともなります。タオルで目を温めることも一つの方法ですが、整体の観点からは、頭の後ろにある後頭下筋群を指圧することが効果的です。後頭下筋群をほぐすことで、首や眼球の筋肉が緩まり、視力の疲労感を軽減できます。
最後に
私たちが生きるこの情報化社会で、スマートフォンは躊躇なく使用されるものです。しかし、その使い方一つで、身体に悪影響を及ぼす可能性があることを忘れてはいけません。自分自身の姿勢を見直し、将来にわたって健康な体を保つために、日々の意識を変えていくことが求められています。スマートフォンの正しい使い方と姿勢を身につけることこそが、未来の自分を守る鍵になるのです。
会社情報
- 会社名
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株式会社心と体サプライズ
- 住所
- 福井県福井市順化2-16-16
- 電話番号
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