物流機器メーカー・ジャロックの新たな営業戦略
AIによる営業活動の変革
株式会社ジャロックは、営業活動の生産性向上をめざしてAIエージェントプラットフォーム「Agentforce」を導入しました。2025年10月から開始されたこの取り組みは、ジャロックにとって革新的なビジネス成果をもたらし、受注率は15ポイント向上し、報告書作成の手間が80%も削減、商談化率も5%向上するなど、目覚ましい効果を上げています。
背景と課題
ジャロックは、創業から続く経営課題として「情報の属人化」がありました。ベテラン営業職の退職に伴い、貴重なノウハウや顧客情報が失われるたびに、会社の成長が妨げられていたのです。営業担当者の中でも受注率に差が生じ、成功事例の共有が難しい状態にありました。これに対し、2018年に導入されたSalesforceのAgentforce Salesが役立つ基盤になりましたが、さらなる効率化が求められていました。
導入の目的と選定
生成AI技術の進展を受け、ジャロックは過去に蓄積したCRMデータを最大限に活用するための機会を見出しました。「情報共有」を超え「AIとの共生」という新たなビジョンを持ち、Agentforceの導入を決めました。蓄積されたデータとプロセスがAIエージェントの知識の源となり、今までの汎用AIツールではなし得ない深い情報活用が可能となりました。
導入効果
2026年1月から順次Agentforceの機能を実装。現在、営業活動自動記録、商談スコアリング、社内及び社外AIエージェントが稼働しています。これにより、営業担当者は業務負荷を大幅に軽減し、顧客との関係構築に専念できる環境が整いました。結果として、情報の属人化が解消され、組織全体の営業力が底上げされました。
また、社員全員が毎朝の日報にトップダウンでのコミットメントを維持しており、全社での情報蓄積を習慣化しています。これもAIを活用した業務管理の定着に繋がっています。
将来的展望
ジャロックは、「AI従業員」を実現するためさらにAgentforceへの投資を考えています。営業部門を超え、全社員の活動を集約し、全情報を俯瞰できる「AI管理職」の構築を目指しています。これにより、市場競争に打ち勝つための底力となるでしょう。
顧客の声
斉藤社長は、Salesforce導入当初から目指していた「情報を資産化する」ことが徐々に実を結んでいると語ります。AIによって、かつて失われかけていたノウハウが「活用できる知識」として蘇ったのです。受注率の向上はその象徴であり、今後は全社員がAIとの共生を深化させる計画です。
まとめ
ジャロックのAgentforce導入は、単なる業務効率化の枠を超え、新たな営業戦略の確立への第一歩となりました。AIと人の協働によって、少人数でも高い成果を持続的に上げる環境を整えるためのモデルは、他社にも大いに参考となるでしょう。営業活動の先進的な変革を実現したジャロックは、今後も成長を続けていくことが期待されます。