最新IoT「Nobest IoT」の誕生とその可能性
株式会社Nobestは、2022年に設立された環境系ITスタートアップで、再生可能エネルギー活用の分野で先進的なサービスを展開しています。代表の石井宏一良氏が主導する中、同社は11月17日に浅草橋ヒューリックホールで開催される「ASCII STARTUP TechDay 2025」において、次世代IoTシステム「Nobest IoT」を初めて公開します。このイベントは、ディープテックとスタートアップのエコシステムを構築するための大切な場となるでしょう。
Nobest IoTの特長
Nobest IoTは、電流、位置、履歴などのデータをデジタルで統合し、持続的なエネルギー運用を実現します。独自のAIシステム「CAEOS」を利用して、故障予測やシステムの最適化管理も行えるため、運用の効率化が図れます。
近年、太陽光発電が急成長を遂げる中、複数の発電所を管理する企業やメンテナンス業者にとって、一括での遠隔監視システムは不可欠となっています。これまでの発電所ごとの管理では、労働集約型の作業が多く、1500か所以上の発電所を2名で管理するケースもあったため、管理コストが月間100万円を超えることもありました。Nobest IoTを導入することで、24時間体制の監視を1名で行うことが可能になり、効率的で効果的な運用が実現します。
Nobest IoTの構成
Nobest IoTの強みは、再生可能エネルギーの「見える化」と「予測」です。その基盤となるCAEOSシステムでは、天気データと設備の故障リスクを組み合わせて最適な運用方法を探索します。このように、直感的に使える運用管理が実現されるのです。
初披露される「NI Station V2」
今回のTechDayでは、「NI Station V2」と呼ばれる新しいIoTゲートウェイも紹介されます。このデバイスは、多様なセンサーと連携し、BLE、LTE、GPS、Ethernetなど複数の通信方式をサポートします。これにより、さまざまな環境での運用が可能となり、電池駆動のデバイスにも対応できます。更に、未対応のデバイスであっても、AIがファームウェアを生成し、容易に接続が可能です。
この展示を通じて、参加者にはリアルタイムでデータが可視化される様子や、故障検知AIがアラートを出すシミュレーションが体験できます。工場の設備管理や太陽光発電所の監視など、さまざまな用途での「スマート保全」ソリューションとして、その可能性をぜひお試しください。
ASCII STARTUP TechDay 2025の目的
「ASCII STARTUP TechDay 2025」はディープテック・スタートアップのエコシステム構築を目的としたイベントです。学術界、産業界、行政が手を取り合い、新しい技術の普及と発展を目指しています。参加するには事前登録が必要で、ぜひ石井氏やNobestのブースに足を運んで、デモ体験をしてみてほしいです。
まとめ
Nobestが提示する「Nobest IoT」及び「NI Station V2」は、持続可能なエネルギー管理の新たな扉を開くものであり、その可能性は無限大です。イベントでの紹介を通じて、皆様の興味が深まることを期待しています。何でも繋がるAI Hubとしての新たな挑戦を、ぜひご注目ください。