鈴与株式会社、寄付型自動販売機を導入
静岡市に本社を置く鈴与株式会社が、障がい者支援や環境保全に特化した寄付型自動販売機をオフィスフロア内に設置しました。この取り組みは、地域社会への貢献を目指したものであり、今後も企業としての社会的責任を果たしていく意向を示しています。
寄付型自動販売機の概要
導入された自動販売機は2台あり、そのうちの1台は鈴与グループと社会福祉法人玉柏会が共同で制作した壁面アート「チャレンジドデザインウォール」のデザインを施したラッピング自動販売機です。このアートは、玉柏会の利用者が描いた作品を基に、プロのデザイナーたちが再構築したもので、静岡の自然や地域社会の温かさを表現しています。この自動販売機の売上の一部は、障がい者支援のために寄付されます。
もう1台の自動販売機は、公益社団法人オイスカの活動を支援しています。飲料を購入した際にお客様は10円から任意の寄付金を設定でき、その寄付はオイスカが実施する国内外での環境保全活動に使用されます。これには「子供の森計画」や東日本大震災の被災地での海岸林再生活動が含まれています。
社会貢献活動の重要性
鈴与株式会社では、こうした日常利用する自動販売機を通じて、従業員が身近に社会貢献を意識できる環境を整えることを重要視しています。「共生」の精神を経営の根幹に据え、今後も社会貢献活動に積極的に取り組んでいく方針です。
企業の背景
鈴与株式会社は1801年に清水港で廻船問屋として創業し、2021年には創業220周年を迎えました。現在では、国内外に143の拠点を持つ物流企業として広く知られています。鈴与では多岐にわたる事業を展開しており、物流だけでなく商流、建設、航空事業といった業種でも積極的に活動しています。このような背景の中で、企業としての責任を果たすために、社会貢献活動にも力を入れています。
会社概要
- - 創業: 1801年
- - 代表者: 鈴木健一郎
- - 所在地: 静岡県静岡市清水区入船町11-1
- - 従業員数: 1,138人(2023年8月31日時点)
- - 事業内容: 総合物流業
- - URL: 鈴与株式会社
終わりに
鈴与株式会社の取り組みは、企業の社会責任を果たしつつ、地域社会へも良い影響を与える活動と言えるでしょう。今後も、このような動きが広がることで、より多くの人々にとって住みやすい社会の実現が期待されます。