株式会社Resilireの資金調達とその背景
サプライチェーンリスク管理クラウドを提供する株式会社Resilireは、最近約13億円の資金を調達したと発表しました。この資金調達は、同社のサプライチェーン管理サービス「Resilire」をさらに発展させるための重要な一歩となります。
Resilireの機能と実績
Resilireのサービスは、サプライチェーンの可視化を実現し、国内外のリスクを早期に検知することが可能です。具体的には、サプライチェーンのつながりをツリー状に図式化し、直接の取引先だけでなく、二次取引先以降のサプライヤーまでをも詳細に把握できます。この機能により、有事の際には影響エリアやその度合いを迅速に可視化し、適切なリスク対応策の検討が可能となります。
大手製造企業からは「目に見えないサプライチェーンが明確化され、供給リスクを考慮した購買戦略が立てやすくなった」との声が寄せられています。特にリスクが発生した場合、その影響を把握するまでの時間がこれまでの約1/3に短縮されたとのことです。
資金調達の背景と目的
Resilire社は、増え続ける顧客のニーズに対応するため、機能開発および人材獲得に向けた投資を進める決意を固めました。今回の新株予約権付融資は、株式公開を目指す企業に適したものであり、2024年4月に行ったシリーズA資金調達を補完する役割を果たします。
経営陣は、これにより組織の拡大と製品価値の向上を図り、サプライチェーンの問題解決に向けた取り組みを加速させるつもりです。
代表のコメント
株式会社Resilireの代表取締役、津田裕大氏は「日本政策金融公庫、東京スター銀行、商工中金の皆様にはこの度の資金調達にご理解をいただき感謝します。この資金により、我々はさらなる成長を目指します」と語りました。
採用活動の強化
Resilireは、持続可能な企業成長を目指すために、採用活動も加速させていきます。多くの顧客にその価値を届けるために、事業や製品開発に力を入れる計画です。興味がある方は同社の採用情報ページを確認してください。
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サプライチェーンリスク管理クラウド「Resilire」とは
株式会社Resilireは、2018年に設立され、サプライチェーンリスク管理クラウド「Resilire」の開発を行ってきました。製造業界では、サプライチェーン全体の状況が見えにくく、そのため潜在的なリスクへの対策が十分ではありませんでした。このような背景がある中、災害や疾病、地政学的リスクが顕在化すると、迅速な対応が難しいこともあります。
「Resilire」は、サプライチェーンの可視化を実現し、お客様の安定供給体制をサポートすることで、強靭なサプライチェーンの構築に寄与します。
会社概要
- - 社名:株式会社Resilire
- - 代表取締役:津田 裕大
- - 事業内容:サプライチェーン管理サービス「Resilire」の企画・開発・運営・販売
- - 設立:2018年9月
- - 本社:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝 10F
- - 企業URL:Resilire公式サイト