出産意識調査2014
2014-06-05 07:00:01
夫婦の出産意識調査2014から見えた少子化の真実とその背景
夫婦の出産意識調査2014から見えた少子化の真実
タマホーム株式会社が実施した「夫婦の出産意識調査2014」の結果が発表され、少子化問題への洞察が得られました。この調査では、日本の夫婦が抱える出産に対する意識や壁について詳しく探っています。ここでの調査は、2961名の既婚者を対象としており、昨年の調査に続くものであることから、継続的なトレンドや変化を見出す手がかりともなっています。
理想の出産人数と実情
調査の結果、47.0%が「子どもは2人持ちたい」と回答し、続いて26.8%が「3人」と答えました。つまり、全体の76.7%の家庭が2人以上の子どもを持つことを理想としていることがわかりました。特に、現在1人の子どもがいる家庭の86.4%が「今すぐ~2年内に2人目が欲しい」と答えたことは、驚くべきデータです。
しかし、その一方で約70.8%が「2人目の壁」を感じているという現実があります。この壁の原因は主に「経済的な理由」とされ、88.5%の方がそれを挙げています。子育てにかかる経費や教育費の負担が、出産に対する意欲を抑えている実態が明らかになったのです。
2人目の壁を越えるために
調査結果によると、夫婦が「2人目の壁」を乗り越えるために必要だと考える支援には、経済的なサポート(86.2%)、仕事面でのサポート(49.6%)、ワークライフバランスの改善(48.1%)が挙げられました。これにより、家計の見通しや働きやすい環境を促進することが、少子化対策に繋がる可能性があることが示唆されています。
また、子どもが持つ未来の可能性を重視する声も多く、子ども同士で遊んだり成長したりすることの重要性が高く評価されていました。例えば、「子ども同士で遊ぶため」や「成長を支え合うため」など、将来的な相乗効果を期待する意見が聞かれました。
子育てしやすい地域ランキング
今年の調査では、「現在住んでいる都道府県は子育てがしやすいと思いますか?」という問いに対して、富山県が最も多い91.5%の支持率を得ました。次いで福岡県、鳥取県が続いており、地域によって子育て環境に差があることも問題提起されています。ここには住環境や育児制度の整備だけでなく、温暖な人間関係や自然の多さといった要素も影響を及ぼしています。
夫婦の意識の変化
タマホームの「1 more Baby応援団」は、日本の少子化問題を根本から解決するための活動を続けています。調査結果から、出産意欲は存在するものの、幾つかの障害があることが分かりました。しかし、多くは子どもの未来を考え、積極的に第二子を希望している実態は見逃せません。経済的な支援を強化し、働きやすい環境を整えることで、この希望を実現できる可能性があります。
今後も、「1 more Baby応援団」では調査や提言活動を行い、少子化の問題に対する意識を広げていきます。
会社情報
- 会社名
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タマホーム株式会社
- 住所
- 東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル
- 電話番号
-
03-6408-1200