チームスピリット社、顧客接点強化のため「Ask One」を導入
株式会社チームスピリットが、社内外の顧客接点で営業機会を逃さないマルチチャネルフォーム「Ask One」を導入したことが発表されました。この導入は、同社の成長戦略の一環として、展示会オペレーションの改善を目的としています。
導入の背景
チームスピリット社は、「すべての人を、創造する人に。」というミッションのもと、勤怠や工数管理、経費精算、電子稟議などの統合サービス「TeamSpirit」シリーズを展開しており、2000社以上、55万人以上のユーザーに利用されています。
同社は現在、ARRの成長を目指しマルチプロダクトを展開しており、2024年6月にはAI議事録ソリューション「Synclog」を正式にリリースします。この新規事業の成功には、展示会やイベントでの適切な顧客接点が重要な要素であり、従来の手動での名刺管理やフォローアッププロセスを改善する必要がありました。しかし、これまでのアプローチでは、担当者によってヒアリング内容に偏りが生じてしまい、顧客フォロー時に必要な情報が欠けるという課題が存在しました。そこで「Ask One」の導入が決定されたのです。
期待される効果
「Ask One」の導入により、以下のような効果が期待されています。
1. ヒアリング項目の最適化
「Ask One」の柔軟な分岐設定や質問タイプを活用することで、質の高いヒアリングフォームを作成できます。これにより、手書きの属人性が排除され、ヒアリングの内容が標準化されます。また、展示会での情報を正確に記録することで、商談化率向上にもつながります。
2. 来場者QRコードとの連携
近年、多くの展示会では来場者が発行されるQRコードを名刺代わりに使うケースが増えています。「Ask One」は、イベントDXサービス「eventos」から発行されたQRコードを読み取ることで、登録情報を即時にフォームに反映し、データベースへの連携を実現します。これにより、展示会後のリードへのメール配信が2時間で完了するなど、作業効率が大幅に向上しています。
3. フォームと動画を活用しナーチャリング強化
「Ask One」で作成したフォームには、YouTubeなどの動画を埋め込むことも可能です。この機能を活用することで、以前接点を持った見込み顧客に対して、動画に関連する質問をインタラクティブに用意できるため、視聴率や返信率の向上が期待できます。
株式会社チームスピリットのコメント
チームスピリット社の代表は、新規事業として立ち上げた「Synclog」が展示会で多くの関心を集めたものの、少人数での運営が故にリード登録やメール配信に多くのマンパワーがかかる課題があったことを指摘しています。「Ask One」を導入したことで、このプロセスがほぼ自動化され、工数が大幅に削減されたとのこと。営業担当者からも「手書きより楽でポイントを押さえて記録がしやすい」と好評を得ています。現在は、新規事業だけでなく、すべての展示会で「Ask One」を活用しています。今後は展示会以外にもこのツールの活用を考えています。
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