再エネ普及の新動き
2025-08-07 11:42:27

オフサイトコーポレートPPAでの電力供給開始、再生可能エネルギー普及へ向けた新たな試み

オフサイトコーポレートPPAによる電力供給の新たな潮流



最近、株式会社ミツウロコヴェッセル(MV)、昭和化学工業株式会社、ミツウロコグリーンエネルギー株式会社の3社が協力し、オフサイトコーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)による再生可能エネルギーの供給を開始しました。この取り組みは、再エネ導入の拡大を図り、さらなる脱炭素社会の実現を目指すものです。

オフサイトコーポレートPPAの概要



オフサイトコーポレートPPAは、供給元の発電事業者から直接電力を購入する手法で、需要家が長期間・固定価格で再生可能エネルギーを調達できる仕組みです。今回のプロジェクトでは、MVが開発した新しい太陽光発電所で得られる電力を、昭和化学工業が山形県内の自社施設に供給することになっています。この取り組みは昭和化学工業にとって再生可能エネルギーの導入に関する初の試みであり、注目が集まります。

事業の背景と目的



このプロジェクトは、経済産業省の「令和5年度補正予算需要家主導型太陽光発電導入支援事業」にも採択されており、国の支援を受けています。MV、昭和化学工業、MGEの3社は、共同でこの取り組みを進めることで、再生可能エネルギーの活用とその導入を拡大していきたい考えです。脱炭素社会の実現は企業の責任でもあり、持続可能な未来を築くための重要な取り組みです。

各社の取り組み



ミツウロコヴェッセル



MVは、サステナブルな経営を通じて脱炭素化を推進しています。特に、太陽光発電への投資に力を入れ、オフサイトコーポレートPPAの仕組みを活用して再生可能エネルギーの普及を広げています。この事業において、グループ全体のシナジー効果を発揮し、新たなビジネスの展開も期待されています。

昭和化学工業



昭和化学工業は、国内に6つの工場を持ち、珪藻土やパーライトの製造を行っています。持続可能な製造プロセスを目指し、CO₂排出量の削減に取り組んでおり、今回の太陽光発電による電力供給もその一環です。同社はエネルギーの活用においても多様な手段を模索しており、省エネやバイオマスの利用など幅広いアプローチを行っています。

ミツウロコグリーンエネルギー



MVの関連会社であるミツウロコグリーンエネルギーは、再生可能エネルギーの発電所と系統用蓄電所を持つ企業であり、環境経営の強化に努めています。自社で発電したエネルギーやその価値を供給し、再エネの普及を促進することを目指しています。また、より持続可能な電力需給バランスの実現に向けて、分散型エネルギーリソースへの投資を増加させることを目指しています。

まとめ



このオフサイトコーポレートPPAの導入は、再生可能エネルギーの活用を促進し、持続可能な未来に向けた重要なステップです。今後も三社は協力し、脱炭素社会の実現に貢献するため、さらなる取り組みを進めていく予定です。各社の連携による新しいビジネスモデルが、他の企業にも影響を与え、再生可能エネルギーが一般的なものになることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社ミツウロコグループホールディングス
住所
東京都中央区京橋三丁目1番1号東京スクエアガーデン8F
電話番号
03-3275-6300

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