急増するIoTデバイスを守る新サービス「IoT Monitor」の登場

急増するIoTデバイスを守る新サービス『IoT Monitor』の登場

IoTデバイスの普及とその影響

近年、IoT（インターネット・オブ・シングス）デバイスが急速に普及しています。2021年にはすでに250億台以上が出回っており、今後2023年には340億台に達すると見込まれています。この増加は、日常生活やビジネス環境において便利さを提供する一方で、セキュリティ上のリスクも大きくなっています。多様化するデバイスやその使用方法に伴い、情報セキュリティへの関心を高めることが必要です。特に、デバイス内部でのセキュリティ対策だけでなく、通信の監視も重要になっています。

km2yの新たな試み

株式会社km2yは、最新のOpen XDRソリューションであるStellar Cyberを活用して、「IoT Monitorサービス」の提供を開始しました。このサービスの最大の特徴は、IoTデバイスから送信される通信データや、サーバー基盤のログ情報を一元的に収集し、そのデータをもとにAIによる相関分析を行うことで、リスクの可視化、インシデント調査、そして対応の効率化を図る点にあります。

サービスの具体的な機能

この「IoT Monitorサービス」を利用することで、企業は自社のIoTデバイスがどのような通信を行っているのかを詳細に把握できます。具体的には、悪意のあるアクセスやデータの漏洩の兆候を早期に発見することが可能となり、必要な対策を迅速に講じることを支援します。また、 aigithubも活用し、分析結果をもとに自動的に対策を講じることができるため、人的負担を軽減することにも寄与します。

無料POCの実施

さらに、km2yは2023年3月末までに先着3社を対象に、無償で本サービスのPOC（概念実証）を実施することを発表しました。このチャンスを利用して、自社のIoTデバイスのセキュリティ強化を体験することができるのです。ただし、無償提供に関する利用条件は個別に調整されるため、興味がある企業は早めに問い合わせることが推奨されます。

Stellar Cyberのコメント

Stellar Cyberの日本カントリーマネージャーである福見誠氏は「私たちはkm2y様の技術力と実績に深く信頼を寄せており、この新しいサービスは日本市場におけるIoTのセキュリティ対策を推進するための重要な一歩だ」と述べています。彼のコメントからも、両社の強固なパートナーシップのもとで、IoT環境のさらなるセキュリティ強化が進むことが期待されています。

株式会社km2yについて

km2yは、東京都品川区に本社を置く企業で、2011年に設立されました。「今日はもっともっと良くなる」というスローガンのもと、情報セキュリティ事業に特化して活動してきました。特にSecurity Information and Event Management（SIEM）の領域に関して豊富なノウハウを有し、多くの企業にSOC（セキュリティオペレーションセンター）の立ち上げや運用改善を支援してきました。

Stellar Cyberについて

一方、Stellar Cyberは、2015年に米国シリコンバレーで設立されたOpen XDRのリーダー企業です。AIを駆使し、インテリジェントなSOCの構築をサポートするソリューションを提供しています。自動的なインシデント関連付けや攻撃検出の効率化により、企業が直面するサイバーセキュリティの脅威に立ち向かうことができます。