永平寺町20周年を祝い、限定蔵出しされる純米大吟醸「時代」
福井県永平寺町が合併20周年を迎えるにあたり、特別な純米大吟醸「時代(とき)」が田辺酒造から蔵出しされます。この日本酒は、なんと6年間の氷温熟成を経ており、20本のみの限定販売です。店頭には並ぶことがないため、非常に貴重な一本となっています。この限定酒は、ふるさと納税を通じてのみ入手可能です。
醸造の背景と哲学
田辺酒造は、明治32年(1899年)に設立されて以来、福井県永平寺町の自然に囲まれた環境で酒造りを行ってきました。九頭竜川の清流や霊峰白山の伏流水、さらには米どころとして知られる福井平野の豊かな土壌が、この酒を育んでいます。田辺酒造の酒造りは、和釜を使用し、米を丁寧に蒸し上げるところから始まり、麹作り、そして古式の槽搾りを用いて一滴一滴を手作業で搾り出すというこだわりを持っています。
蔵元の理念は「手間暇こそ、最高の贅沢」です。無駄を省き、禅の精神に根ざした素朴な酒造りを追求しており、結果的に製作された酒は国内外の品評会でも高く評価されています。2023年の全米日本酒歓評会では、大吟醸部門でグランプリを受賞し、さらに世界的にもその名を馳せています。
特別な純米大吟醸「時代」
「時代」は、田辺酒造が創業120周年を記念して2019年に仕込まれた純米大吟醸原酒です。蔵の中で静かに6年間氷温熟成され、まろやかさと深い旨味が引き出されています。このお酒は、角が取れた穏やかな味わいが特徴で、時間がもたらす丸みのある美味しさが楽しめます。
永平寺町の20周年という特別な節目を祝うこのタイミングに合わせ、蔵元の思いが込められたこの一品が登場します。ついに到達したマスタピースの味わいを、ぜひ体験してみてください。
限定販売の詳細
この純米大吟醸「時代」は、ふるさと納税を通じてのみ手に入る貴重な品です。販売本数は20本限定で、お一人様につき1本までの申し込みが可能です。寄附金額は40,000円で、提供期間は2025年10月1日から2026年3月31日までとなっています。なお、店頭販売はなく、また転売は禁止されています。これは蔵元や町が“ふるさと納税によって結ばれるご縁を大切にしたい”という想いを込めた結果です。
今後の展開
永平寺町では、この特別な純米大吟醸「時代」を皮切りに、3ヶ月連続で「20周年を彩る地元の逸品」を発表予定です。第1弾として登場する「時代」が、今後の展開における楽しみを提供してくれることでしょう。この機会にぜひお申し込みください。