空間デザイン賞2024
2024-10-17 19:18:30

日本空間デザイン賞2024にてグランプリ作品が決定しました!

日本空間デザイン賞2024のグランプリ作品が発表



2024年度の日本空間デザイン賞で、グランプリ「KUKAN OF THE YEAR」が新たに決定しました。この名誉ある賞は、デザインの力を広く発信し続けている日本空間デザイン協会と日本商環境デザイン協会によって共催され、審査を経て選ばれた作品に与えられます。今回は、金賞の中から特に優れた3作品が選出されました。それは、一体どんな作品なのでしょうか。

受賞作品の紹介


まず、グランプリに選ばれたのは「在る美」。この作品は、資生堂クリエイティブ株式会社の金内幸裕氏によるもので、日本の伝統工芸である和傘の純粋な美を再解釈したということです。作品の中には、竹骨や糸に込められた意図が表現されており、静寂の中に動きを感じる美を追求しています。審査員からは、その不完全さの中にある美の探求が高く評価されたとされています。

次に、「馬場川通りアーバンデザインプロジェクト」。株式会社ランドスケープ・プラスの平賀達也氏が手がけたこのプロジェクトは、地域再生の新たな指針を示しました。実際に公共スペースを民間が手掛けるという前提で、行政と連携して実現したこのデザインは、地域住民にも大きな反響を呼び、公共の在り方について考えさせられるとも言えます。完成した空間は、まるで何年も前からそこに存在していたかのような親しみやすさを持っています。

最後に「tobe」。kufuの成田和弘氏と成田麻依氏が手がけたこの作品は、一見すると美術館のような外観が特徴的で、触れてみたくなるような質感を持っています。デザインは、アートと生活を融合させ、地域との対話を生み出すことを目指しています。この空間づくりには、細かな配慮がなされ、隣接する住居との関係を大切にし、生活とアートの境界を柔らかくするようなデザインが評価されました。

贈賞式の様子


日本空間デザイン賞の贈賞式は、10月11日に東京・大手町の三井ホールで盛大に行われました。約400名の関係者や受賞者が集まり、受賞した作品に対する表彰状やトロフィーが贈られました。受賞者たちはそれぞれの作品に込められた思いや、これからのデザイン活動への意欲をコメントし、感謝の気持ちを表現しました。

例えば、「在る美」の金内氏は、伝統工芸の美しさを再確認し、その本質を探求する姿勢が評価されたことに感謝の意を示しました。「馬場川通りアーバンデザインプロジェクト」の平賀氏も、公共空間の新たな運営のモデルケースとして、日本のデザイン界に勇気を与えることができたことに喜びを語りました。

今後の期待


日本空間デザイン賞は、2024年度も非常に意義深い作品が選出されたことで、今後の空間デザインの発展が期待できます。デザインという分野は、更なる進化を遂げ、さまざまな形で私たちの生活に寄与していくことでしょう。受賞作品の公式サイトでも、詳細な情報が公開されているので、興味のある方はぜひご覧ください。

このように、日本のデザインシーンは着実に進化を遂げています。多様な視点からのアプローチが、さらなる創造性を生むことを期待しています。今後も日本の空間デザインの動向に注目していく必要があります。


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会社情報

会社名
一般社団法人 日本商環境デザイン協会
住所
東京都品川区東五反田5-25-19東京デザインセンター5階
電話番号
03-6277-4813

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