majicaアプリにKARTEシリーズが導入
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の電子マネー「majica」が、CXプラットフォーム「KARTE」シリーズの導入により進化を遂げました。これは、株式会社プレイドが提供する「KARTE」シリーズが、majicaアプリに実装されたことで実現したもので、顧客体験の向上が期待されています。
majicaアプリの概要
「majica」は2014年にサービスを開始し、ドン・キホーテやMEGAドン・キホーテ、アピタ、ピアゴなどPPIHグループの加盟店で利用することができる電子マネーです。現在、アプリ会員はおよそ1,500万人に達し、その利用状況は急激に拡大しています。昨年11月からは顧客の意見を反映する「マジボイス」という新機能を立ち上げ、「正直レビュー」や「教えて掲示板」といったコンテンツを通じて、ユーザーの声を反映させる仕組みを整えています。これにより、ユーザーのフィードバックを直接商品改善に結び付けるプロセスを構築し、好評を得ています。
KARTEシリーズの導入目的
PPIHは、majicaアプリをデジタル接点として位置付け、顧客との関係性をさらに深めるために「KARTE」シリーズを導入しました。具体的には、顧客一人ひとりの行動をリアルタイムで解析し、そのデータを基にパーソナライズされたコンテンツを提示することで、より精緻なOne to Oneコミュニケーションを実現します。この取り組みは、顧客最優先主義を顕著に体現するものとして、アプリのさらなる進化を見込んでいます。
導入の背景と期待
導入の背景には、KARTEがもたらす高い柔軟性と可用性があります。majicaアプリでは、アプリ内顧客行動データの解析に「KARTE for App」を使用し、他のデータと統合する際には「KARTE Datahub」を要します。このように、KARTEシリーズの利点を活用することで、顧客体験の一貫性と高品質が維持されると期待されています。
PLAID ALPHAによるサポート
さらに、プレイドが提供するプロフェッショナルサービス「PLAID ALPHA」もこのプロジェクトを支援しています。PLAID ALPHAは、KARTEシリーズを基盤に顧客体験の全体設計やデータ基盤の構築、既存システムとの連携を推進し、全体的なプロジェクトを取りまとめています。企業のニーズに応える柔軟な体制と、現場の要望を反映する仕組みが整備されているため、導入後もスムーズな運用が可能です。
結論
今後もmajicaアプリは顧客にとって最適なサービスを提供し続けることでしょう。プレイドはKARTEシリーズを通して、顧客との接点を強化し、マーケティングオートメーションの進化を支援していく考えです。この取り組みは、PPIHグループ全体の顧客体験の向上に寄与することが期待されています。