シップスと関西電力が共創、衣料品リサイクルの新しい取組みがスタート
株式会社シップスは、関西電力と手を組み、「SHIPS RECYCLE ACTION」という衣料品リサイクル活動を強化する新たなイニシアティブを発表しました。この取り組みは、ファッションと環境への意識を高め、不要な衣料品をリサイクルすることを促進するものです。また、生活者がより積極的に参加できるよう、楽しい体験を通じた行動変容を目指しています。
現在の課題と目指すべき方向
これまでの調査結果に基づくと、多くの人々はファッションが環境に与える影響について十分な理解を持っていません。加えて、リユースやリサイクルのメリットが明らかでないため、不要な衣料品が廃棄されることが少なくありません。この現象を変えるには、私たちの行動が非常に重要です。着なくなった衣料品を再利用することが、資源循環の一部へとつながるのです。
この共同プロジェクトでは、モアクトのアプリを通じて、生活者に対してファッションの現状や環境問題についての情報提供が行われます。2025年10月2日より、アプリ内で利用者が達成できるミッションが提供され、達成することでポイントを獲得できます。このポイントは、さまざまなギフトと交換することが可能で、楽しみながら循環型ライフスタイルを支持できます。
様々な社会課題にアプローチする「モアクト」
モアクトは、ゼロカーボンなどの社会課題の解決に取り組む企業や団体と一般消費者を結びつける重要なプラットフォームです。利用者は、アプリ上で提供される「ミッション」を通じて社会的な課題の背景を学び、意識や行動の変容を促進します。新しいミッションは随時追加され、飽きることがなく、社会貢献の行動がゲーム感覚で楽しめる仕組みが整っています。
企業側も、利用者に対して自社の製品やサービスを認知してもらう良いチャンスを得ることができます。これにより、社会課題を解決しようとする貢献意識が高まり、製品やサービスを選ぶ際にその意識が働くのです。
SHIPS RECYCLE ACTIONとは
「SHIPS RECYCLE ACTION」は、シップスが行う衣料品のリサイクル活動です。着なくなった衣類を店舗で回収し、リユースやリサイクルを通じて環境への負担を軽減しながら資源の循環利用を進めます。この活動はファッション業界における持続可能性のモデルケースとなることを意識しており、消費者が日常生活の中で簡単に参加できるよう工夫されています。
株式会社シップスの歩みとブランド理念
1975年に設立された株式会社シップスは、日本のセレクトショップの中でも歴史のあるブランドです。その起源は、1952年に創業された東京の上野のアメ横にある「三浦商店」まで遡ります。時が経つにつれて、シップスは成長し、1977年に銀座に第一号店を開店。以来、消費者に向けて「Stylish Standard」というコンセプトのもと、国内外のブランドを取り扱ってきました。
持続可能な素材の利用やサプライチェーンにおける持続可能性の強化、そして「SHIPS RECYCLE ACTION」といった取り組みを通じて、環境保護に対する責任感を持ち続けています。私たちが目指すのは、ファッションを楽しみながらも環境への配慮を忘れない社会の実現です。
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SHIPS公式ホームページ