「ハタチ基金2026年度助成金」公募開始
公益社団法人ハタチ基金(東京都中野区 代表理事 今村久美)は、本日より「ハタチ基金2026年度助成金」の公募を開始しました。この助成金は、東日本大震災の影響を受けた地域の子どもたちの自立や挑戦を支えることを目的としています。震災から15年が経過する中、被災地の子どもたちが自らの力で未来を切り拓くためには、地域社会の温かなサポートと支える大人の存在が不可欠です。
ハタチ基金が目指すもの
「ハタチ基金」は、「東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが無事にハタチを迎えるその日まで」という理念のもと、震災後より20年間にわたり被災地の子どもたちを支援してきました。2026年3月には設立から15年を迎えることとなり、残りの活動期間は5年です。基金の目的は、東北地方における新たなスタンダードを確立し、被災地の未来に貢献することです。
助成内容の詳細
2026年度も引き続き、被災地の子どもたちの自立を促進する様々な活動に対して助成金が提供されます。具体的には、以下のような事業が対象です:
1. 子どもの学力を向上させる事業
2. メンタルケアを行う事業
3. 生活及び教育環境の改善
4. 健康状態の向上
5. 地域社会への参画を促す取り組み
6. その他、復興に関連する子ども育成事業
助成金は、最大1000万円まで申請可能ですが、直近年度の総支出を越える申請は特別な理由がない限り認められません。新設団体は、活動の80%を支援対象とする場合もあります。
申請に関する情報
申請受付は、2025年11月25日から2026年1月12日まで行われます。この期間に、必要書類を揃えて申請を行う必要があります。必要な書類は、公式サイトからダウンロード可能です。特に、申請資格としては、被災地に拠点を持つ法人格が必要で、過去3年間にわたって青少年への支援活動を行ってきた実績も求められます。
選考基準について
選考は書類審査と面談を経て、助成団体や金額について決定される流れになります。選考基準には、事業の効果性や継続性、地域との連携の強さが考慮されます。特に、子どもたちの成長に寄与し、地域のニーズに応えられるかどうかが重要なポイントとなります。
最後に
「ハタチ基金」は、東日本大震災の被災地の未来を背負う子どもたちを支え、彼らが社会に参加し、自己実現を果たせるよう尽力しています。これから5年間、共同で伴走してくださる団体や個人の応募をお待ちしています。詳細は公式サイトをご覧の上、応募を検討されてみてはいかがでしょうか。また、問い合わせは平日9時から18時までの間、ハタチ基金事務局にて受け付けています。