新たながん治療技術
2024-09-11 11:04:20

岐阜県初導入の新たながん治療技術「VitalHold」について

新たながん治療技術が岐阜県で始動



岐阜県総合医療センターでは、国内初となる「VitalHold」パッケージを搭載したラディザクトシステムによる体表面誘導放射線治療(SGRT)がスタートしました。アキュレイ株式会社が開発したこの技術は、患者さんの位置を素早く正確に確認できることが大きな特徴です。

SGRTは、治療中に患者さんの体の動きをリアルタイムで追跡し、3次元マップを作成することで、正しい位置での放射線照射を可能にします。特に、肺に近い部位や心臓を避けながら放射線を照射する必要がある乳がんの治療において、深吸気息止め(DIBH)を用いた高精度な照射が実現します。これにより、患者さんがより安心して治療を受けられる環境を整えることが可能になりました。

アキュレイの代表取締役社長である泊千晴氏は、「VitalHoldの導入によって、患者へのサービス向上を目指すとともに、治療成績の向上にも寄与することを期待しています」と述べています。彼はまた、治療技術の品質向上と革新に不断の努力を重ねていることを強調しました。

岐阜県総合医療センターの放射線治療科部長である梶浦雄一医師も、この技術の導入を喜びながら、「放射線治療部門の充実を図るために新しい施設を創設し、ここにVitalHoldを導入したことを嬉しく思う。素早いセットアップと位置モニタリング機能が大きな利点で、治療の精度が向上しました」と語っています。

このように、岐阜県総合医療センターでは、高精度放射線治療の新たな時代が到来しています。新システムの導入によって、従来では難しかった治療がより安全に行えるようになり、患者さんにとっても安心感が増しています。

さらに、VitalHoldは無被曝での患者セットアップや体動のモニタリングを実現し、ClearRTを用いた高画質画像誘導も行われています。これにより、患者さんの位置合わせがより簡便になり、治療計画から照射に至るまでの精度が向上しました。

アキュレイ株式会社は、放射線治療装置の製造・販売を通じて、患者さんがより早く日常生活に戻るための安全で optimal な治療ソリューションを提供しています。詳細な情報については、公式サイト(https://www.accuray.co.jp/)を参照してください。医療の最前線で進化する治療法が、今後の患者ケアにどのように貢献するのか、注目が集まります。


画像1

会社情報

会社名
アキュレイ株式会社
住所
東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル7 階
電話番号
03-6265-1526

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。