トライベックがAuthleteを採用し、より強力なDXプラットフォームへ
デジタルマーケティング支援やDXプラットフォーム事業を展開しているトライベック株式会社(本社:東京都港区)は、新たにAuthleteを導入しました。この連携によって、同社の提供するクラウド型サービス「Hirameki 7」におけるサードパーティ製アプリケーションとの結びつきを強化し、よりユーザーにとって便利な環境を整備しました。
Hirameki 7とは?
「Hirameki 7」は、37,000社を超える企業に利用される多機能なプラットフォームです。このサービスは、マーケティングやオペレーション、ファイナンスといった様々な業務を効率化し、中小企業のDX化を推進します。企業はHirameki 7を活用することで、DXに関する課題を一つのツールで解決し、ビジネスの新たな可能性を模索することが可能です。
Authlete導入の背景
トライベックは、Hirameki 7上でのサードパーティアプリの利用を促進するため、ユーザーの体験を最適化することが必要だと考えました。特に、OAuth 2.0に基づく安全な認可フローを確立することが大きな課題でした。そのため、最初に検討したのはAmazon Cognitoでしたが、カスタマイズ性に課題があったため、他の選択肢も検討しました。
例えば、Auth0やOry Hydraなどが候補に挙がりましたが、費用対効果やデータベース運用の負担からそれらは断念。その結果、トライベックはAuthleteを選ぶことになりました。
Authlete選定の理由
トライベックのDXプラットフォーム事業部でサービス開発を行うテックリード・川名聡氏は、Authleteを評価する際のポイントとして、「開発自由度の高さ」「運用負担の軽減」「将来的な拡張性」を挙げています。特に、Authleteが完全にバックエンドで機能するアーキテクチャによって、ユーザーフローとOAuth処理を分離し、ユーザー体験の向上が実現できたとしています。これにより、トライベックが目指すプラットフォームの構想を支えるAPI認可エンジンとして、Authleteが最も優れたソリューションであると確信したとのことです。
Authleteの概要
Authleteは、OAuth 2.0とOpenID Connectの実装を迅速化・簡素化するためのWeb APIを提供しています。国際標準の仕様策定にかかわる専門家によって開発されており、OpenID認定も取得しています。高度なセキュリティ要求に即した各種最新仕様にも柔軟に対応しており、金融機関やメディア、テクノロジー企業など、さまざまな業種での利用が進んでいます。
さまざまな企業に広がるAuthleteのユースケースは、同社のウェブサイトに掲載されている顧客事例からご覧いただけます。トライベックが進めるDXプラットフォームの新たな可能性に注目が集まります。