エナーバンク株式会社(代表取締役村中健一、佐藤丞吾、取締役CTO関根大輔)が、約5.8億円の資金調達を実施しました。この資金は、同社のビジョン「エネルギーをもっとシンプルに、もっと身近に」を実現するための重要なステップです。
2023年に入ってから、エナーバンクはディープな業界知識を持つJICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社をリード投資家として迎え、日本ベンチャーキャピタル株式会社、Spiral Capital株式会社、株式会社あきぎんキャピタルパートナーズが参加したシリーズBラウンドのファーストクローズを成功させました。2025年1月にはセカンドクローズが予定されており、さらなる資金調達が期待されています。
エナーバンクは2019年から「エネオク」という電力オークションサービスを提供しており、2021年には環境省が策定した「再エネ調達実践ガイド」にも掲載されたことで、業界内での知名度が大いに向上しました。現在、同社のサービスは全国の64自治体に採用されており、特にエンタープライズ企業や金融業界との連携が進んでいます。エネオクの総取扱高は1,319億円に達し、オークションの実施施設数は13,020を超えています。
今回の資金調達は、エナーバンクが脱炭素No.1プラットフォーマーを目指すための戦略的投資となり、企業及び自治体の脱炭素課題の解決に向けたコミットメントを強化するものです。この資金を用いて、サービスの機能強化やユーザーサポートの充実を図り、「誰もが簡単に最適なエネルギー調達を行える」環境を整えていきます。また、自治体との連携を深め、共同調達事業の拡大も視野に入れています。
採用情報
エナーバンクでは、社員の多様な職種での採用を行っています。特にセールス、開発、オペレーション、バックオフィスなどでのニーズが高まっており、2024年12月13日には全ポジションを対象としたオンライン採用説明会を実施します。この機会にエナーバンクの理念やビジョンに触れ、脱炭素社会の実現に挑戦したい方の参加をお待ちしています。
投資家コメント
エナーバンクに投資を行った各社からは、その成長性やビジョンに対する期待が寄せられています。JICベンチャー・グロース・インベストメンツの末永聡氏は、エナーバンクのサービスが電力需要家の立場を考えた提案であることを評価し、現代の脱炭素化のニーズに応じた重要なソリューションであると確信しています。また、日本ベンチャーキャピタルの米澤剛氏は、企業がエナーバンクのサービスを利用することのメリットについて強調し、その活動に全面的な支援を行うと述べています。
今後の展望
エナーバンクは、今後も既存の投資家や新規投資家と共に、脱炭素社会の実現に向けて邁進していく所存です。特に、最新の技術を駆使したサービス革新により、より高い価値を提供することに全力を尽くします。2030年に向けたカーボンニュートラルの達成に貢献するため、引き続き新しい挑戦を続けていきます。