次世代エネルギーの革新 - ペロブスカイト太陽電池
9月25日、ストックマーク株式会社が主催するオンラインセミナー、「ペロブスカイト太陽電池 - 実装化元年を迎えた注目技術の現在地」が再放送されます。本セミナーは、Next Generation Solar Cellとして国内外で注目されるペロブスカイト太陽電池の進展とその実用化に向けた課題を取り上げます。
ペロブスカイト太陽電池とは
ペロブスカイト太陽電池は、軽量で柔軟、さらには高効率という特性を有しています。これにより、従来のシリコン型太陽電池では実現が難しかった設置場所への対応や、新しいエネルギー利用の可能性を広げる技術として期待されています。特に、2025年は「実装化元年」として、多くの企業がこの技術の量産化を進めており、業界全体が注目しています。
積水化学工業は2024年末までに量産化を決定し、2025年から事業へと進む計画です。これにより、年産100MW規模のペロブスカイト太陽電池の供給が見込まれています。また、日本の政府は「次世代型太陽電池戦略」のもと、2040年までに国内導入20GWという目標を掲げ、コスト低減やサプライチェーンの整備を進めています。
技術の現状と課題
2024年度には、特許庁がペロブスカイト太陽電池を「特許出願技術動向調査」の5大注目技術に選定し、日本が国際的に発明件数で首位となっています。しかし、安定性や耐久性の問題、鉛の使用といった環境面での懸念も存在しています。さらに、量産や設置、リサイクルに関する実装プロセスは、現在進行中の研究開発が加速しているところです。どのようにして期待される技術と現実のギャップを埋めるかが、今後の産業発展にとって重要な課題です。
セミナーの内容
セミナーでは、ペロブスカイト太陽電池の第一人者で、桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授が招待されます。彼は最新の技術動向に加え、実用化に向けた課題と展望について深く掘り下げます。また、日本がこの技術において世界をリードし続けるためのポイントについても探ります。
参加対象
このセミナーは、次世代エネルギーの研究に携わる方々や、ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた技術動向に興味を持つ方々におすすめです。また、技術確立に向けたプロセスや課題に関心を持つ研究者や開発者にも貴重な機会となります。
登壇者情報
- - 名前: 宮坂 力 氏
- - 所属: 桐蔭横浜大学医用工学部・特任教授
1981年に東京大学を卒業後、富士写真フイルムに勤務。その後、桐蔭横浜大学にてペロブスカイト型太陽電池の専門家として研究を続け、数々の受賞歴があります。
開催概要
- - 日時: 2025年9月25日(木) 15:00-16:30
- - 場所: オンライン(Zoom)
- - 参加費: 無料(事前登録制)
お申し込みは
こちら。
ストックマーク株式会社について
ストックマーク株式会社は、企業の変革を支援するために最先端の生成AI技術を活用しています。製造業向けAIエージェント「Aconnect」や、データ構造化サービス「SAT」を運営しており、企業特化型生成AIの開発にも取り組んでいます。
- - 所在地: 東京都港区南青山一丁目12番3号 LIFORK MINAMI AOYAMA S209
- - 設立: 2016年11月15日
- - URL: ストックマーク株式会社