インボイス制度提言
2024-09-13 15:12:30

コンカーと日本CFO協会が提言、インボイス制度の要件緩和に賛同

コンカーと日本CFO協会の提言



出張や経費管理に特化したクラウドサービスを提供する株式会社コンカーは、一般社団法人日本CFO協会から賛同を得て、インボイス制度の要件緩和に向けた提言を発表しました。これにより、デジタル化が進むビジネス環境において、経費精算業務がより効率化されることが期待されています。

提言の背景と目的



コンカーは、インボイス制度が適正で公平な税務処理において重要な役割を果たすとしつつも、経費精算業務におけるさらなるデジタル化の妨げになる懸念を表明しました。これに対して、「インボイス制度の要件緩和に関する提言」を3月に発表しました。この提言は、特に経費精算業務の負担を軽減し、生産性向上を実現することを目指しています。

日本CFO協会の提言内容



日本CFO協会は、提言の中で、出張旅費の特例を全ての立替経費に拡大すること、またキャッシュレス決済の際には適格な領収書を不要とすることを求めています。さらに、現在では特例の対象外となっているコーポレートカードを利用した経費にも特例を適用すべきとの考えを示しました。これにより、インボイス制度の導入後も経費精算業務が円滑に行える環境を目指しています。

提言の詳細は、日本CFO協会の公式ページで公開されています。ここでは、インボイス制度を否定するのではなく、既存の法制度の下で効率化を図る努力が強調されています。

業界の関心



この提言に対して、在日米国商工会議所も同様の意見を発表しています。米国商工会議所は、会社決済型カードでの取引を旅費特例の対象とすることや、領収書発行の免除を広範な経費に拡大することを求めています。これは、多くの業界団体がインボイス制度の要件緩和について懸念を示していることの表れです。

コンカーの代表のコメント



コンカーの代表取締役社長、橋本 祥生氏は、「日本CFO協会から提言への賛同を受けたことを嬉しく思います。インボイス制度は重要ですが、経費精算業務のデジタル化や効率化を目指すためにも、提言の実現が必要です。今回の提言を通じて、日本企業の持続的成長と競争力向上に貢献したいと考えています」と述べています。

日本CFO協会の活動



日本CFO協会は、企業の経理や財務に関わるスキル向上を目指して、様々な教育・会議などを提供する非営利団体です。その活動は、経営管理手法の高度化を促進し、法人の財務パフォーマンス向上に寄与しています。

まとめ



経費精算や出張管理の効率化を目指すコンカーと日本CFO協会の提言は、多くの企業にとって重要な意味を持ちます。今後のインボイス制度の運用がどのように展開されていくのか注目です。


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会社情報

会社名
株式会社コンカー
住所
東京都千代田区大手町1-2-1三井物産ビル
電話番号
03-6737-4300

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