株式会社WHERE、EXOfficeに新機能を追加
屋内位置情報測位ソリューションを提供している
株式会社WHEREは、東京・港区に本社を置き、
EXOfficeというスマートオフィスソリューションを展開している。そのEXOfficeにおいて、
Microsoft 365間の共用会議室予約管理機能の提供を開始した。これは異なるテナント間での予約情報の同期を可能にし、ビル内での共用会議室の利用が一層便利になることを目指している。
新サービスの背景
最近、大企業がグループ会社を同一ビル内に集約する動きが活発化しており、これに伴い、共用会議室の利便性を向上させる必要性が高まっている。しかし、各社が管理するMicrosoft 365の環境が異なるため、予約情報の統一的な管理が課題とされてきた。この状況を解決するために、株式会社WHEREはEXOfficeにおいて、そのような異なるMicrosoft 365テナントの予約情報を容易に連携させる機能の開発を進めてきた。この機能は、スマートビルソリューションの理念に基づき、ユーザーからのフィードバックを受けて設計されている。
新機能の特徴
新たに追加された共用会議室予約機能は、異なるMicrosoft 365テナント間をEXOfficeを介してリンクし、以下のような仕様を持つ:
1. ユーザーはEXOfficeまたは直接Microsoft 365上から共用会議室を予約でき、予約情報はリアルタイムで反映される。
2. 他社の予約情報は詳細がマスクされ、自社の予約情報のみ詳細が表示される。
3. 専用端末からも共用会議室の予約ができ、予約内容をマスクするオプションがある。
このように、ユーザーが使う時の利便性を高めるため、従来よりもスムーズな予約体験が提供される。
利用方法
1. まず、ユーザーは複数のMicrosoft 365テナントにある共用会議室をEXOfficeまたはMicrosoft 365上で予約する。
2. 他社のユーザーが予約した際には、該当予約の詳細は秘匿され、自社の予約のみ詳細情報が表示される。
3. 専用の端末からも予約が可能で、件名をマスクすることもできる。これにより、プライバシーが保たれたまま使用できる。
この予約機能は、すでに株式会社WHEREの本社を含むエクシオグループのグループ会社間で展開されており、具体的な利用条件や料金はEXOfficeの販売店あるいは株式会社WHEREに問い合わせることで確認できる。
今後の展望
EXOfficeの共用会議室予約サービスを開始したことを契機に、株式会社WHEREはスマートビルソリューション市場でのさらなる成長を目指している。今後も新機能の追加やサービスの改善に注力していく予定である。
会社概要
株式会社WHEREは、業務や組織の可視化、デジタルツイン技術を活用した様々なソリューションサービスを提供している。代表取締役は岩井光久氏で、2023年現在の本社は東京都港区三田に位置し、設立からは10年が経過している。
詳しい情報は公式サイト、またはEXOffice専用サイトで確認が可能である。