名古屋で開催のPyCon mini 東海にテレシー佐々木氏が登壇予定

名古屋での技術的交流を深めるPyCon mini 東海の開催

2025年11月8日（土）、名古屋市中日ホール＆カンファレンスにて、Python技術カンファレンス「PyCon mini 東海」が開催されます。このイベントは、全国各地からアクセスしやすい東海地方を舞台とし、Pythonに興味を持つ技術者たちが集まる貴重な機会です。昨年に引き続き、Pythonコミュニティの発展を目指したこのカンファレンスでは、最新の情報や技術、さまざまなセッションが用意されています。

特別講演の内容

今年は、株式会社テレシーからVPoE兼開発部部長の佐々木大輔氏が特別講演を行います。そのタイトルは「稼働中のバッチアプリケーションを依存性逆転の法則でモダナイズ - 型安全と堅牢なテストによるリプレイス戦略」です。セッションは14:50から15:15まで行われ、参加者は最新の技術についての知識を深めることができます。

依存性逆転の法則に基づくアプローチ

佐々木氏によるセッションでは、テレシーが抱える課題とその解決策に焦点が当てられます。具体的には、長期間稼働している基幹バッチアプリケーションが持つ明確ではないアーキテクチャパターンやコーディングスタイルの問題について言及され、どのように依存性逆転の法則（DIP）を用いて現代的なアーキテクチャに移行したかが語られます。

進化を続けるために重要な最新の開発ツールとして、mypy、pydantic、uv、ruffなどが紹介され、これらを使った開発環境の整備や堅牢なテスト戦略も具体的なコードを交えて解説されます。特に、既存の開発資産に敬意を表しつつ、技術的負債を解消するためにどのようなリプレイスが必要であるかを論理的に説明し、チーム全体の協力を得ながら成功へと導く組織プロセスも紹介される予定です。

講演者の経歴

佐々木大輔氏は、大学卒業後、オンラインゲームの開発に携わり、RTSやアクションRPGのエンジニアリングを行うキャリアを持ちます。2017年には株式会社VOYAGE GROUPに入社し、子会社の株式会社fluctで広告配信に関わります。2020年からは株式会社テレシーに移籍し、リードエンジニアとして多様なプロジェクトに貢献。2024年からはVPoE兼テックリードとして活躍されています。

テレシーのサービスとその特徴

テレシーは、運用型テレビCMを核とした統合型マーケティング・コミュニケーションサービスを提供しており、クライアント企業の事業成長をサポートします。戦略策定からクリエイティブ制作、メディアバイイング、効果測定までをワンストップで手掛けることが特長です。また、テレシー独自のアナリティクスによって、テレビCMの効果を可視化に成功し、オンライン広告と同じ指標で効果を測定可能としています。

名古屋でのこのカンファレンスは、Pythonを学びたい方、または新たな技術を知りたい方にとって絶好の機会となるでしょう。ぜひ、会場で佐々木氏の講演をお楽しみに！