パラリンアートカップ2018
2018-12-12 13:17:32
東京タワーで開催された「SOMPO パラリンアートカップ2018」の魅力とは
東京タワーでの特別な展示会
2018年12月7日から9日の3日間、東京タワーで行われた「SOMPO パラリンアートカップ2018」。このイベントは、障害者週間に合わせて開催され、多くの人々の注目を集めました。会場は訪れた人々の熱気とアート作品にあふれ、まさに感動の場となりました。
パラリンアートカップの目的
「障がい者がアートで夢を叶える世界」をビジョンに掲げるこのコンテストは、2年前に誕生しました。障がい者の力を社会に広め、さらにはスポーツの力を通じてその課題解決を目指すプロジェクトとして、今年で3回目を迎えました。
今年は、「日本プロサッカー選手会」、「日本バスケットボール選手会」、「日本ラグビーフットボール選手会」の協力を得て、全国から集まった854点の作品が展示されました。これにより、すべてのスポーツをテーマにした作品が並び、その多様性が観客に感動を与えました。
審査員たちの華やかな顔ぶれ
審査は、武蔵野美術大学の名誉教授である遠藤彰子氏をはじめ、著名なアーティストやスポーツ選手たちが担当しました。審査員の中には、漫画家で『キャプテン翼』の作者、高橋陽一氏、絵本作家の宮西達也氏、女優の若月佑美さん、さらには障がい者スポーツを代表する選手たちも名を連ねています。多様な視点で作品が評価される中、グランプリには茨城県の飯島純子氏の「栄光のまなざし」が選ばれ、準グランプリには秋田県のオイヌマナミカ氏、および岩手県の工藤由記雄氏の作品が輝きました。
受賞者たちのコメント
グランプリ受賞者である飯島氏は、「このような機会を通じて、もっと多くの人に障がい者のアートを知ってもらえたら嬉しい」とコメント。さらに、他の受賞者たちも自分の作品を展示することができ、多くの人に見てもらえたことで、それぞれ喜びを表現していました。特に、望月悠加氏は「切り絵でスポーツを表現し、多くの人に見てもらえる機会を得られて嬉しい」と語っています。
見ごたえある展示内容
展示会の様子は、訪れた観客たちにとって新しい発見と驚きをもたらしました。様々な障がい者が持っている感性が詰まった作品は、単にアートとしてではなく、彼らの人生の一部分でもあります。作品が持つ深い意味や感情に触れることで、観客たちは障がい者のアートに対する理解を深め、更なる関心を持つことができたのではないでしょうか。
さらなる取り組みに期待
一般社団法人 障がい者自立推進機構は、今後も障がい者がアートを通じて夢を叶える世界の実現に向けて取り組んでいくと公言しています。障がい者アーティストの社会参加および経済的自立を目指すこの活動は、単なるイベントに留まらず、未来への希望を広げる一歩ともなることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人 障がい者自立推進機構
- 住所
- 東京都港区芝3-40-4 三田シティプラザ5F
- 電話番号
-
03-6436-0035