上田市で新たな挑戦!「RE:YAMA」プログラムとは
長野県上田市では、地域資源を最大限に活用した新しい事業創出に向けた滞在型プログラム「RE:YAMA」が2025年11月29日(土)・30日(日)に開催されます。このプログラムは、パーソルキャリア株式会社が運営する副業・フリーランス人材マッチングプラットフォーム「HiPro Direct」が主催するもので、地域の人々と都市部の人材が集まり、共に問題解決に取り組むことを目指しています。
山を「負債」から「資源」へ
上田市を含む山間地域は、全国的な人口減少や高齢化といった問題に直面しています。特に、林業従事者の数はこの40年で約7割減少し、高齢化が進んでいます。これにより、山林が放置され、獣害も拡大しています。「RE:YAMA」は、こうした状況を改善するため、地域の資源を活かし、新たな価値を生み出す取り組みです。参加者は、地域住民や関係者と共に現場の課題に直面しながら、解決策を模索します。
プログラムの流れとテーマ
「RE:YAMA」プログラムでは、参加者が1泊2日で上田市に滞在し、実際のフィールドワークを通じて課題解決に挑むことが求められます。具体的には、狩猟や林業に関わる現場での作業体験、地域の人々との交流を通じて新たなビジネスアイデアを探求します。プログラムの中では、以下のテーマについて検討されます:
1.
食肉利用とシビックプライドの創出
- 捕獲された野生鳥獣が廃棄される現状を逆転し、地域の誇りを築くためのアイデア探求。
2.
山間管理と持続可能性の確保
- 人材不足による獣害や災害リスクの増大を受け、持続可能な森林管理の方法を模索。
3.
自然資源とビジネスの持続性
- 山林やジビエなどの資源の安定供給を実現するための事業化の障害を克服。
4.
資源利用と社会設計のバランス
- 大量消費の資源利用モデルから脱却し、都市と地方の調和を目指す。
5.
地域間連携と知識の共有
- 各地域での取り組みや成功事例の横展開を促進し、共通の課題へのアプローチを強化。
参加者への期待
プログラムの参加者は、最終日に自らの企画を発表し、その結果を地域の企業や住民と共にフィードバックします。これにより、地元の視点を交えた持続可能なビジネスモデルの形成が期待されます。地域資源を活かした新たな産業の創出は、上田市にとって重要な課題であり、プログラムの実施が地域経済の発展に繋がることを目標としています。
参加方法とスケジュール
参加者募集は10月9日から11月6日まで。オンライン説明会も設けられ、12名限定での選考があります。参加のすべての費用は無料で、交通費以外の宿泊や一部食費は主催側が負担します。
このように「RE:YAMA」は、地域と人の関わりを深化させ、持続可能な未来への一歩となることを目指したプログラムです。地域資源の再発見を通じて、次世代に残る価値を創造していく挑戦に、ぜひご参加ください。