難民支援の新しい形
2022-10-13 11:48:05

中東ヨルダンで難民支援を目指すオリーブ製食器プロジェクト始動

中東のヨルダンと難民支援



中東のヨルダンで、難民支援を目的としたオリーブの木製食器ブランド「MUUT」が立ち上げられました。このプロジェクトは、紛争や迫害により母国を離れざるを得なかった難民のための雇用創出を目指しています。彼らの多くは新たな国での生活に困難を抱えており、普通の生活を送ることが難しいのが現状です。

プロジェクトの背景



2021年11月、難民の人々が仕事を通じて普通の暮らしを取り戻す手助けをしようと、オリーブの木製食器を生産する事業が始まりました。クラウドファンディングを通じて集めた資金で、商品開発や人材採用、機械の調達を行い、自社工房での生産を実現しました。その成果をもって、今回のクラウドファンディングを実施し、日本国内での販路拡大を図ります。

難民の現状と企業の使命



ヨルダンでは、就労許可が取れない難民が多く、その上、許可を持っていても低賃金での雇用に限られるなど、職を得ること自体が大変難しいのが現状です。難民の方々は、仕事だけでなく、医療や教育、自由な生活を求める声を上げています。私たちは、彼らが少しでも希望を持てるように「仕事」と「安心できる場所」を提供する事業に取り組みたいと考えています。

経済的な不安の軽減



難民として生活する中で、人々が抱えるのは経済的な不安だけではありません。「このまま難民キャンプで人生を過ごすつもりか?」「今の仕事がなくなったらどうする?」「自由のない生活が続いたら、子どもはどうなる?」など、彼らの心には出口の見えない不安がついて回っています。私たちは、仲間と共に働くことで、少しでも「人生の楽しさ」を感じてほしいと願っています。

オリーブ文化の活用



ヨルダンでは、多くの人々がオリーブオイルやオリーブの実を日常的に食べています。またオリーブの木は丈夫で美しい模様が特徴です。こうした文化と素材に着目し、私たちは木製の食器やキッチンツールを生産することにしました。日常に彩りを添える「ちょっと気分が上がる」商品を目指し、制作に日々力を入れています。

クラウドファンディングを通じての挑戦



この度のクラウドファンディングは、日本での初めての販売を伴います。このプロジェクトが成功し、多くの人々の手に届くことで、難民問題についての理解や関心を深めるきっかけになることを願っています。

プロジェクトの立ち上げ者



このプロジェクトの立ち上げ者は、大橋希(おおはしのぞみ)さん。彼女は大学時代にヨルダンを訪れ、難民キャンプでの現実を目の当たりにしました。この経験が、難民問題に取り組む決意を固めるきっかけとなったと言います。新卒でソーシャルビジネスに携わり、その後、自身で MUUT を立ち上げ、社会貢献を目的とした事業に取り組んでいます。

おわりに



私たちの活動が、多くの人々に希望をもたらす一助となることを心から願っています。皆さんのご支援をお待ちしています。

会社情報

会社名
株式会社qaraq
住所
東京都世田谷区上野毛4−24−15−1
電話番号
050-5539-3693

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