長野県「街の幸福度」と「住み続けたい街」2024年版発表
2024年の「いい部屋ネット」による長野県における「街の幸福度」と「住み続けたい街ランキング」が公表されました。今年も多くの市町村が参加し、住民の幸福感や住み続ける意向に関するデータを集計。ここでは、主要なポイントをお伝えします。
街の幸福度ランキング
昨年に引き続き、諏訪郡原村が「街の幸福度ランキング」で1位を獲得しました。この村は、偏差値80台という非常に高い評価を受け、地域の魅力が再確認されています。その後、上伊那郡飯島町が2位、昨年18位から急上昇した諏訪郡富士見町が3位に入りました。
特に、富士見町の躍進は注目に値します。また、今回初めてランキングに登場した上水内郡信濃町は10位にランクイン。この町の回答者数が昨年は50名未満だったため、集計の対象外でしたが、今年は晴れて名を連ねることとなりました。
この「街の幸福度」は、市町村ごとに投票した50名以上の住民の回答をもとに、2020年から2024年までの回答を累積し、集計しています。偏差値は、各市町村の評価を正規化したもので、高得点ほど住民の幸福感が高いことを示しています。
住み続けたい街ランキング
次に発表された「住み続けたい街ランキング」では、初登場の北安曇郡白馬村が1位に選ばれました。この村は、偏差値70台と高い評価を受けており、多くの人々がここでの生活を望んでいることを反映しています。
2位には小布施町、3位には安曇野市が入りました。白馬村は今年が初めてのランキング登場であるため、今後の動向が非常に楽しみです。また、飯島町も8位にランクインし、注目を集めています。
このランキングでは、住民が「今住んでいる街にずっと住みたいと思うか」という意向に基づいて集計されており、評価のスコアは一定の基準を設けられています。住民の意見が集約されることで、地域の魅力や居住感が明らかになっています。
調査の信頼性と概要
本調査は株式会社マクロミルが実施し、長野県に住む20歳以上の男女を対象に行われています。調査期間は2024年2月21日から3月14日であり、約3020名の回答が集められました。男女比はほぼ均等で、未婚と既婚の割合もバランスよく分布しています。年齢層も広く、20代から70代まで多様な意見が反映されています。
この結果を受けて、地域の住環境や施策の見直しが図られることが期待されます。住民がより良い生活を送るためには、これらの結果を基にした改善が不可欠です。
今後も、各地域の「住みここち」に影響を与える要因について、市町村や団体が協力して取り組んでいくことが求められます。住民の意見を大切にし、幸福度や住み心地の向上に努めることで、地域の未来を共に創っていけるといいですね。
今後の動きにも注目していきたいと思います。