新コンサル会社設立
2025-09-05 10:39:27

SBIグループとSMBCグループ、新たなコンサルティング会社設立の意義とは

銀行業界の未来を切り開く新会社設立



2025年6月16日、SBIグループとSMBCグループは、新たな共同事業を展開するための準備会社『株式会社Oliveコンサルティング』の設立を発表しました。これは、金融業界の競争が激化する中で、効率的かつ効果的な資産運用サービスを提供するという二つのグループの戦略を象徴する動きと言えます。

1. 合弁会社設立の背景と目的


銀行業界は、ますますテクノロジーに依存する時代に突入しています。特に、AIやフィンテックの進化により、顧客に対するサービス提供形態が変化している中で、各社がどのように新たな価値を提供し続けるかが重要となっています。そのため、互いの強みを生かしつつ、資産運用やライフプランに関する新サービスを展開する目的で、SBIグループとSMBCグループが合弁会社の設立を決定しました。

2. Oliveコンサルティングの概要


Oliveコンサルティングの本社は東京都江東区に置かれ、資本金は30億円(資本準備金15億円を含む)です。株主構成は、SBIホールディングスが10%、SBI証券が30%、三井住友フィナンシャルグループと三井住友銀行がそれぞれ10%と20%、最後にSMBC日興証券が30%を占めています。代表者には、本田顕氏が名を連ねており、彼の経験を生かした運営が期待されます。

3. 新サービス「フレキシブルコンサルティング」


Oliveコンサルティングでは、来春から新しい資産運用サービス『フレキシブルコンサルティング』を展開します。このサービスは、ユーザーのニーズに合わせた相談手法を選択できる点が大きな特徴です。具体的には、AIチャットによる24時間対応や、有人コンサルティングでのチャット、電話、ビデオ通話が可能であり、Oliveの拠点での対面相談も選択できます。

4. コンサルタントの選択肢の多様性


利用者は、スキルや得意分野から自分に合ったアドバイザーを選ぶことができ、二回目以降は専任を選択することも可能です。これにより、顧客は自身のニーズに最も適した専門家と連携を深め、ワンストップでお金に関する悩みを解決することが可能になります。

5. 未来への展望


Oliveコンサルティングの設立は、単なる新たなビジネスの始まりではなく、銀行や証券の領域を越えた金融サービスの未来を見据えた重要な試みです。この合弁会社がどのように成長し、顧客に対する価値を提供していくのか、注目が集まります。コンサルティングの専門性を活かしつつ、フレキシブルな選択肢を持つことで、多様化する顧客ニーズに対応していく姿勢こそが、今後の競争優位を生むカギとなるでしょう。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社SBI証券
住所
東京都港区六本木1-6-1泉ガーデンタワー19階
電話番号

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。